青年センターフェスティバル2015 レビュー

青年センターフェスティバル2015

この記事では、2015年9月13日(日)に函館市青年センターで開催されたイベント「青年センターフェスティバル2015」の様子を写真とともに紹介しています。

青年センターフェスティバルは年に一度秋の時期に開催されており、同センターを活動拠点として利用するサークル・団体によるステージ発表、各サークル・団体による模擬店での飲食物販売などを行っています。今年は初企画として、北斗市「おぐに牧場」の牛肉を使ったオリジナルカレー販売と殺陣パフォーマンスの披露がありました。

▼玄関前に各サークルの模擬店が出店

青年センターフェスティバル2015
この日はかなりの雨降り。模擬店の前の通路部分にもテントが掛けられた。
青年センターフェスティバル2015
YOSAKOIの衣装のまま食べ物を販売するというのもなかなか新鮮……。
青年センターフェスティバル2015
フランクフルトをホットプレートで焼かないところが本格的!
青年センターフェスティバル2015
土鍋を火に掛けながら、さわやかな笑顔で。
青年センターフェスティバル2015
土鍋でじっくりと茹でられるじゃがいも。
青年センターフェスティバル2015
焼きとり(という名の豚串)を焼くのに大忙し。煙が食欲をそそる。

▼今回の目玉「おぐに牧場の牛肉カレー」

青年センターフェスティバル2015
特製カレーは調理室で販売。おぐに牧場の黒毛和牛を使ったカレーが1杯500円という破格の安さ。
青年センターフェスティバル2015
調理室をフル活用して朝から仕込みを行い、限定100食を販売した。
青年センターフェスティバル2015
シンプルだがうまみのあるルーに、牛肉がゴロゴロと入っている贅沢なカレー。公平を期すためにルーと牛肉は別々に調理され、盛り付けの際に牛肉がトッピングされる方式だった。満足できる一杯。

▼体育館では各団体の発表が

青年センターフェスティバル2015
普段はスポーツ系の団体などが練習に使っている体育館がメイン会場。ここで各団体のステージ発表が行われた。
青年センターフェスティバル2015 青年センターフェスティバル2015 青年センターフェスティバル2015
青年センターを練習場所として活用するYOSAKOIチーム4団体が出演。迫力の踊りを披露した。
青年センターフェスティバル2015
吹奏楽演奏や合唱、ダンスなどのパフォーマンスも。
青年センターフェスティバル2015
殺陣パフォーマンスは今年初めて上演。函館の演劇団体3団体による合同パフォーマンスとして、箱館戦争での土方歳三の戦いを寸劇として披露した。
青年センターフェスティバル2015

▼体育館にも各団体が出店

青年センターフェスティバル2015
体育館の中にも、青年センターで活動する各団体によるブース出展が並ぶ。
青年センターフェスティバル2015
青年センターフェスティバル2015
食べ物販売や体験コーナー、作品販売などのほか、作品を展示した団体も。

▼ロビーでは体験教室などが行われた

青年センターフェスティバル2015
青年センターフェスティバル2015
使い捨てカイロの原理を確かめる体験。普段使っているものも、原理がわかると楽しい。
青年センターフェスティバル2015
青年センターを会場とする絵画教室は、来場者に好きな絵を描いてもらって函館の夜景を作ろうというユニークなワークショップを企画。
青年センターフェスティバル2015
そのすぐ横で、古着や雑貨のバザーが行われているのも味がある。
青年センターフェスティバル2015
正面玄関を入ってすぐ目に入る場所に、このフェスティバルに出店やステージ発表、運営などで参加している全団体の写真と紹介文が掲示されていた。

【寸評】各団体がとても楽しそうに元気良く参加しているのが印象的。雨を防ぐための玄関前通路へのテント設置もすばらしい対応だった。また、参加団体の紹介を来場者に向けて掲示するのも、他のイベントでは見たことがないがとても意味があることだと感じる。全体的に子ども向けのコンテンツが縮小した印象を受けるので、これが今後の方向性なのか、今年だけの事情なのかが気になるところではある。

今年の目玉として販売した牛肉カレーは満足できるものではあったが、昨年販売したラーメンのような「青年センターらしさ」「ストーリー性」は感じられなかったので、もうひとつ何か仕掛けがあっても良かったのかもしれない。初企画の殺陣パフォーマンスは野外劇で慣れている出演者も少なくなかったため安心して見ていられる内容ではあったものの、あまりにも野外劇と箱館五稜郭祭をなぞりすぎているように思われた。自由な場なのだから、既成の枠にとらわれないパフォーマンスを考えてみても良いのではないだろうか。

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。