この記事では、2014年10月3日(金)に開催された「はこだてカルチャーナイト2014」の様子を写真で紹介しています。このイベントは、函館市内の官公庁や公共施設、観光施設などを夜間開放し、普段入れない場所の見学や仕事体験、展示などを行う催し。今年は32施設で38の機関が参加しました。
▼函館国際水産・海洋総合研究センター
今年オープンしたばかりのセンターを開放
美しい海中の写真を展示
ウニやヒトデに触れるタッチプール
魚の種類による餌の食べ方の違いを実演
海藻で好きな絵を描く「海藻おしば」
▼函館国際水産・海洋総合研究センター屋外
北海道開発局函館開発建設部による除雪車の展示
川底をキャタピラで渡ることができる水陸両用車
陸上自衛隊函館駐屯地による車両展示
プラモデルに見えるがペーパークラフト。自衛隊函館地方協力本部のブースで配布した
子ども制服着用体験も
▼日本銀行函館支店
普段は絶対に入る機会のない日本銀行に入れる
普通の銀行のようなカウンターがあったが目隠しされており、撮影も禁止だった
使わなくなったお札を細かく裁断したものが詰まっている「1億円のイス」
1億円の重さを再現した「札束」。意外と軽く、子どもでも持てる
お札の移り変わりを示す展示
貨幣と同じ重さのおもりを入れた袋。こちらはとても重い
お札に隠された偽造防止技術の数々を説明するパネル
手持ちのお札をルーペで拡大し、肉眼では見えない部分を確認する体験もできた
▼函館市消防本部
水難発生時に駆けつける車
消防車・救急車の展示
救急車内部の見学も
消防士さんの服を着用する体験
▼函館地方裁判所
傍聴席から法廷を見学
普段は絶対に立てない、裁判官・裁判員席から法廷を見渡す
▼五稜郭タワー
道警函館方面本部によるパトカー・白バイの展示がアトリウムにて行われた
子ども用の警察官制服着用体験も
道警のキャラクター「ほくとくん」
機動隊の装備品展示。着用もできた
▼函館市熱帯植物園
昼間とは違い、のんびりとしているニホンザルたち
夜の植物園は少し幻想的
4箇所回ってスタンプを集めると景品がもらえた
【寸評】普段は入ることができない場所で珍しいものを見学したりなかなかできない体験ができたりする、とても楽しく有意義な企画。参加施設の多さと範囲の広さに比べて開催時間は3時間30分と比較的短いため、実際に回ることができるのはほんの一部。現実的には開始時刻を早めることも終了を延ばすことも難しいと思われ、気になる施設が多い場合は複数年かけて制覇するという形にならざるを得ないが、見方を変えればそれはそれで壮大な企画とも言えそうだ。子どもたちにとっては年に一度の貴重な機会であり、今後も継続して欲しいイベントのひとつ。