この記事では、2015年2月14日(土)に函館朝市にて開催されたイベント「光の夜市~朝市キャンドルナイト~」の様子を写真で紹介しています。このイベントは、北海道新幹線開業に向けた魅力作りの一環として函館海上冬花火(2月11~15日)に合わせて企画されたもの。函館朝市での「夜市」開催は、2009年以来6年ぶりとなります。
「夜市」参加店約50軒による500円セール、ホットドリンクの配布、ワックスキャンドル点灯、朝市各店の豪華賞品が当たる抽選会などが行われました。
▼500円セール
▼ワックスキャンドル点灯
▼ライブ・大抽選会
【寸評】6年ぶりの開催ということで各参加店は戸惑うこともあったのではないかと察するが、50軒強もの店が参加してにぎわい感や一体感が創出されていたことは今回の大きな成果ではないだろうか。花火に合わせた事で市民の来場も思いのほか多かったようで、普段朝市に足を運ぶことの少ない函館市民が朝市に親しむきっかけとしては一定の成果を上げていると思われる。
心配な点を挙げるとすれば、次回開催時に参加店が減少すること。飲食店ではある程度売り上げが上がったと思うが、客層の大半が地元客だったために物販の店舗ではそれほど売れ行きが良くないように見えた。個別の店舗の事情から言えば、売り上げにつながらなければわざわざ大変な思いをして夜に店を開ける必要はないという話になってしまう。ただしイベントとしては別で、いろいろな業種のお店がある程度数多く参加していなければ来場者にとっての選択肢が減り、魅力がも減ってしまうため、どれほど参加店が多いかは重要なポイントだ。連合会と参加各店との意思統一がますます大切になってくるのではないだろうか(偉そうにすみません)。
なお、大抽選会については、個人的な気持ちとしてはとても楽しいので大賛成なのだが、長時間会場に留まらなければならないことなどの理由により、現実問題としてどうしても旅行者向けではなく市民向けのものになってしまうため、北海道新幹線開業に向けたコンテンツにはあまりならないような気がした。まずは函館市民の中で朝市のイメージを向上させたりファンを作ろう、という意図ならとても効果的であると思われる。函館朝市の今後の取り組みにも大いに期待したい。
佐々木康弘
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