この記事では、2015年7月5日(土)・6日(日)に開催された「第33回八雲山車行列」の2日目の様子を掲載しています。八雲山車行列は、1982年に若者たちが始めたお祭り。大小様々な形のあんどんや山車がお囃子や踊りとともに街を行進するイベントで、北海道三大あんどん祭りのひとつとされています。
▼山車の数々
今年は32台の山車が出陣。旧八雲・旧熊石が合併して現在の八雲町になってから10年経つのを記念し、熊石の神社のお祭りに登場する山車3台も特別参加しました。
先頭を行くのは、提灯型のあんどん
笛や太鼓の奏者(子どもたち)が乗った山車が続く
山車の側面には勇ましい絵が描かれている
三味線の音とともに進んで行く山車
大きな太鼓にまたがり、長い棒でリズム良く打ち鳴らす
ひときわ高くそびえ立つ三段仕立ての山車
弘前ねぷたの形状の山車
ひとつの太鼓に前後合わせて6人が乗っている。太鼓のバチを振り上げるタイミングもぴったり
竜の口から煙が!
熊石地区から特別参加した3台の山車。それぞれ、蛭子(えびす)、大黒、スサノオノミコトの巨大な人形が乗っている
山車の上で鳴り物を打ち鳴らす
夕闇の中に神々しく浮かび上がるえびすさん
迫力満点の顔つきで辺りににらみをきかせるスサノオノミコト
▼お囃子・踊り
びっしりと沿道を埋め尽くした観客の真ん中を、浴衣姿の踊り手が進む
子どもたちも元気一杯に参加
太鼓を打ち鳴らしながら跳ねる若者たち
笑顔がさわやかでほほえましい気持ちになれる
YOSAKOIチームも息の合った踊りを披露
青森ねぶたのお囃子
ねぶた囃子の後には、正式な衣装を身に着けたハネトが続く
▼出店も盛り上がる
お祭りの屋台は若者や子どもたちでにぎわう
山車行列のルートに面した場所がビアガーデンに
ビールだけでなく、ワインやワインに合うおつまみも
【寸評】山車の形状や、踊り・演奏など各団体のパフォーマンスがバラエティに富んでいておもしろい。浴衣を着た人の姿も多く、八雲町民にとって欠かせない夏祭りになっていることが伺える。熊石から参加の山車3台は見るからに神々しく、姿が近くに見えてくるにつれて周囲の空気が一変するのを感じた。合併10周年の特別参加とのことだが、機会があれば今後も参加してもらいたいと思った。祭りの公式サイトは、必要な情報を端的にきちんと伝えていてとても良い。