第4回はたらくのりもの大集合in函館 レビュー

第4回はたらくのりもの大集合in函館

この記事では、2015年8月30日(日)に函館港町埠頭で開催されたイベント「第4回はたらくのりもの大集合in函館」の様子を写真で紹介しています。

当日は工事車両や作業用車両、旅客用車両など多種多様な自動車約150台が展示され、運転席での記念撮影や動く様子のデモンストレーション、車内に入っての見学など、外側から見るだけに留まらない体験ができました。加えて、H5系ミニ新幹線の運転、ドクターヘリの来場といった新企画もありました。

第4回はたらくのりもの大集合in函館

▼高所作業車はアトラクション!

第4回はたらくのりもの大集合in函館
足場を組まずに高い場所で作業をするための高所作業車でゴンドラ搭乗体験。遊園地の乗り物待ちのような行列ができた

第4回はたらくのりもの大集合in函館
こちらは大型のゴンドラ。高い場所が苦手な人には絶対にお勧めできない体験だ

▼珍しいクルマが間近に!

第4回はたらくのりもの大集合in函館
電磁石で鉄をくっ付けて移動させる車。缶のフタのようなものがどんどん吸い付けられていく

第4回はたらくのりもの大集合in函館
乗用車を豪快にはさんで持ち上げる車

第4回はたらくのりもの大集合in函館
普段はなかなか見ることがない、レース用の車も。特殊な表面をしている

▼ドクターヘリ来場!

ヘリコプターは無事に到着しました。
大人気になっています!

Posted by 函館キッズサポーターズ on 2015年8月29日

実際に運用されているドクターヘリが2度にわたって函館空港から会場に飛来。普段は見たくても見られる乗り物でないため、あっという間にたくさんの見学者が周りを取り囲んだ

▼運転席に乗せてくれる!

第4回はたらくのりもの大集合in函館
前後に進んでいくタイヤローラーの動きを運転席から体感!

第4回はたらくのりもの大集合in函館
子どもたちを運転席に乗せて、アームやハンドを動かしてくれる。子どもたちにしてみると、ラジコンのような感覚?

第4回はたらくのりもの大集合in函館
トレーラーの運転席にも座れた。子どもたちも、普段とは違った視点からの景色を楽しんでいたよう

▼その他の作業用車両

第4回はたらくのりもの大集合in函館

第4回はたらくのりもの大集合in函館

第4回はたらくのりもの大集合in函館
故障にしろ駐車違反にしろ、いずれにしてもなるべくお世話になりたくない車……

第4回はたらくのりもの大集合in函館
シュレッダーを搭載したトラック。事業所から出る機密書類のゴミをその場でシュレッダーにかけて処理する

第4回はたらくのりもの大集合in函館

いろいろなクルマがあり、ひとつひとつじっくり見ているととても時間が足りません……! でも、まだまだ違う種類のクルマがあります。
後半もご覧ください。

▼人を乗せるクルマ

第4回はたらくのりもの大集合in函館
幼稚園の送迎バス。間近で見てもとても造形がしっかりしている

第4回はたらくのりもの大集合in函館
ディズニー柄のバス

第4回はたらくのりもの大集合in函館
北海道新幹線H5系カラーのバス

▼公的機関も参加!

第4回はたらくのりもの大集合in函館
自衛隊・警察・消防のクルマがずらりと並んだ

第4回はたらくのりもの大集合in函館
白バイにまたがって記念撮影もできた

第4回はたらくのりもの大集合in函館
こちらは高速道路のパトロールカー

第4回はたらくのりもの大集合in函館
海上自衛隊の艦船も展示され、乗艦見学できた

▼子どもたちに楽しい企画あれこれ

第4回はたらくのりもの大集合in函館
会場内に何体かいたキャラクターはいつも人気の的

第4回はたらくのりもの大集合in函館
クロネコヤマトの制服を着て、同社のキャラクターと記念撮影ができるという楽しい企画

第4回はたらくのりもの大集合in函館
ミニ新幹線には子どもたちの行列ができた

▼食べ物だって「はたらくくるま」で

第4回はたらくのりもの大集合in函館
第4回はたらくのりもの大集合in函館
会場内で販売する飲食物も、すべて移動販売車での提供という徹底したこだわり

【寸評】展示車両の台数が多く、車両そのものも種類が豊富であるため、子どもだけでなく大人も興味深く見学できるイベントになっている。参加している企業や機関の社員の方々も一様に笑顔で子どもたちを迎えており、「子どもたちに楽しんでもらおう」との意識が隅々にまで共有されているのを感じる。年間を通じてありとあらゆるイベントを見ている中で、函館で5本の指に入る良イベントであると太鼓判を押したい。

なお、主催者発表によるとこの日の来場者数は1万2000人に達したとのこと。イベント会社などの仕切りならまだしも、函館で行われる市民発のイベントとしては驚異的な規模に成長している。会場が広いため混雑はそれほどでもなかったが、駐車場待ちは大変に混雑した模様。評判の良さから今後はさらに来場者数が伸びることも予想されるため、市民発イベントとしては大きすぎる規模に達してしまうのではという懸念も会場で感じた。

終了後、主催者の「函館キッズサポーターズ」のFacebookページには、「今回のイベント来場者数は12000人にも達し、昨日行われた反省会でも、マンパワーの更なる充実が今後の生命線になると痛感いたしております」とのコメントが掲載された。安全性の確保や、大量の来場者が一気に押し寄せた時、長い行列ができた時のオペレーション、駐車場の誘導など、気を配ることが多くて並々ならぬ苦労があると推察されるが、ぜひとも末永く続けてもらいたい。

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。