ミナト座にカモメ時計店-映画『世界から猫が消えたなら』函館ロケ地まとめ

佐藤健さんや宮崎あおいさんらが出演する映画『世界から猫が消えたなら』(2016年5月14日公開)では、佐藤健さん演じる主人公「僕」の住む町の風景として函館のさまざまな場所が登場します。
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そこで、「あのシーンはどこで撮影されたんだろう?」と気になっている方のために、函館イベント情報局が「せか猫」函館ロケ地の現在の様子を撮影してきました。少しでも参考になれば幸いです。

【注】ロケ地訪問の際は住民や店舗などのご迷惑にならないようにご配慮ください。また、ブログやまとめサイトなどでの写真の転載・転用はお断りします。

1.はこだて工芸舎

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▲函館市末広町8-8。昭和10年建築の卸問屋「梅津商店」の建物を再利用し、工芸作家の作品の展示販売を行っている。映画では、映画館「ミナト座」として登場
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▲映画撮影時の姿。ネオンサインや映画の看板が取り付けられ、内部にもきっぷ売り場などが作られた(2014年10月撮影)


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▲5月31日まで、店内で「函館ロケ地写真展」を開催。無料で観覧できる

2.西部地区の店舗

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▲劇中に「カモメ時計店」として登場するお店(現在は営業しておらず、住居として使用)。はこだてフィルムコミッションが制作した「函館ロケ地マップ」には住所も存在も掲載されていないため、当サイトでも住所の公開は控える

【お知らせとご注意】この記事を公開した当初は店舗名を明記していましたが、事情により非公開としました。以前、時間構わずに扉をたたいたり、「中に入れてほしい」と無理を言うなど、お住まいの方にご迷惑をかけるファンがいたという情報があったためです。こうした行為は、ロケに協力してくれるお店や住民を減らすこととなり、ひいては函館での映画やドラマの撮影を難しくすることにつながります。一般の住宅を訪問するような行為は絶対におやめください。

3.姿見坂

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▲函館市弥生町8-16付近。「僕」がずぶ濡れになりながら転んでうずくまるシーンなどが撮影された
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▲矢本米店が目印
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▲坂の上に向かって進み、矢本米店で左折したあたりも映っているとの情報あり

4.函館西埠頭

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▲函館市弁天町27-2付近。「僕」が自転車から浮かび上がるシーンで登場する

5.函館元町公園付近

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▲函館市弥生町1付近。夜の雨の中、「僕」がキャベツ(猫)を探すシーンが撮影された。元町公園から弁天寄りすぐそば。バス用駐車場(市立函館病院跡)のすぐ上

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6.モストゥリー

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▲函館市大町9-15。明治末期に建てられた建造物を活用したカフェ。劇中では、「僕」(佐藤健)とかつての恋人(宮崎あおい)が対面する場所として登場

7.民宿 室屋(むろや)

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▲函館市大町9-17。「僕」が両親と宿泊する旅館として、内部のみ撮影に使われた。外観は登別温泉で撮影したものを使用

8.野口梅吉商店

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▲函館市弁天町23-5

9.青柳町会館

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▲函館市青柳町23-18。主人公「僕」が勤める郵便局の外観として登場。内部は函館市銭亀沢支所が使われた

10.青柳町電停付近

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▲函館市青柳町21付近。佐藤健さん演じる主人公が路面電車と並走しながら自転車で坂を降りてくるシーンで登場

11.函館市地域交流まちづくりセンター付近

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▲函館市末広町4-19

12.大森橋

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▲函館市宇賀浦町2付近。「僕」が叫びながら橋の上を走り、転倒するシーン(予告編にも登場)

13.サテンドール

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▲函館市若松町17-7。「僕」がオムライスを注文する喫茶店として登場

その他、こんな場所でも……

▼北海道教育大学函館校

▼函館大学

▼シネマアイリス

▼函館市電530号

ちなみにロケ弁は……


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▲函館ロケではCafe&Deli MARUSENさんの弁当が大活躍したとのこと。ちなみに同店は函館で何本もの映画を撮った故・森田芳光監督と生前に親交があり、今も店内の一角に森田監督の私物を展示するメモリアルコーナーを設けている

映画『世界から猫が消えたなら』公式サイト

【参考資料】「世界から猫が消えたなら」函館ロケ地マップ(はこだてフィルムコミッション制作)、「世界から猫が消えたなら」パネル展(函館市地域交流まちづくりセンター)、「世界から猫が消えたなら」写真展(はこだて工芸舎)

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。