独特の作品を用いた演奏活動や展示会などを行う芸術ユニット「明和電機」による展示会が函館市内2カ所で開催されています。
はこだて未来大学で5月5日(土)~14日(日)開催の「明和電機ナンセンス楽器展」と、シエスタハコダテ3階で5月6日(日)~20日(日)開催の「明和電機オモチャができるまで展」のふたつ。
函館で明和電機の活動が見られるのは珍しいということで、さっそく見学してきました。
▼ナンセンス楽器展
「明和電機ナンセンス楽器展」会場は、未来大の正面玄関を入ってすぐ右手の「ミュージアム」。誰でも自由に出入りできます。観覧無料。
▲会場には、明和電機と未来大からのメッセージが掲示されています
▲明和電機の作業服。着用して記念撮影できます
▲ずらりと並んだ不思議な機械の数々。パッと見ではおもしろくも何ともありませんが、時々自動演奏してくれます
▼動画でご覧ください
動画では動いている楽器が少ないですが、曲によってはもっと多くの楽器が音を奏でます。特徴は、スピーカーを通して電子的に音を出すのではなく、電磁石やモーターの力で物を叩いて物理的に音を出す、アナログな楽器であること。
そのほかにも、どうやって使うのかまったく想像もつかないヘンテコな楽器たちが展示されています
▼会場では明和電機のコンサート動画が上映されており、展示されている楽器の使い方や発する音を知ることができます
▲こちらは、30万個も売れたという音符型の楽器「オタマトーン」。音符の棒の部分に触れると音を発し、口の部分を開け閉めすることで音の出方が変化します。展示品とは別に、実際に触って音を出せるデモ品が設置されているので、ぜひ触ってみましょう
▲明和電機のプロモーション動画も時々上映されます
▲明和電機の本も各種設置されており、自由に読めます
▼オモチャができるまで展
「オモチャができるまで展」は、シエスタハコダテ3階のエレベーターホール側にあるスペース「Open MUJI」で開催
▲「魚コード」など、明和電機が世に送り出した製品がどんな発想と段階を経て作られたかがわかる展示になっています
▲『117をダイヤルしないと時刻がわからない時計』という、まったくもってナンセンスな製品もあります
物販コーナーも併設されており、明和電機の製品を一部買うことができます
【感想】大人が見て楽しいのはもちろんですが、ぜひ子どもたちにも見て欲しい展示です。未来大「ナンセンス楽器展」にある商品開発の過程を書いた本は、小学生でも読めるほどわかりやすく、それでいてものづくりの楽しさを教えてくれます。難しいことが何もわからなくても楽しめる一方で、深く知ろうとすればいろいろと考えさせられる、意味深い企画と感じました。
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佐々木康弘
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