【フォトレポ】函館蔦屋書店「服部醸造マルシェ」でスゴい秘密を知る

函館蔦屋書店の中央吹き抜けで、9月14日(月)から25日(金)まで、八雲町の味噌・醤油メーカー「服部醸造」のマルシェが行われています。道南の醸造元として日頃から服部醸造の商品を愛用している立場としてはぜひ行かなくては!ということで、売り場をくまなく見てきました。

さて、服部醸造の名前は意識したことがない方でも、「OKみそ」のブランドはスーパーの店頭で目にしたことがある方が多いのでは。


スーパーでは特売商品になることも多かった服部醸造の「OKみそ」ですが、最近原材料を一新。北海道産米・北海道産大豆・国産塩を使って伝統的な製法でつくる味噌に生まれ変わったそうです。これは応援したくなりますね。

新しくなったパッケージのふたには、服部醸造のなりたちが書かれていました(クリック/タップで拡大します)。

それによると、服部家はもともと尾張徳川家に代々仕えていたとのこと。明治になって尾張徳川家の家臣団が開拓のために八雲町に移住した際に服部家も八雲に定住し、その後醸造所を創業する際には尾張徳川家の当主から家紋を授けられたとあります。八雲と尾張徳川家とのつながりは知っていましたが、服部醸造さんも尾張徳川家にゆかりがあったとは知りませんでした……!

昆布の粉末を使っているという「昆布味噌」も試してみたいですね。

私がいつも愛用している「成吉思汗のたれ」は、お勧め商品No.3にランクイン。

このタレについては何度かTwitterで勝手に宣伝していますが、そのたびに「おいしすぎて肉が進む」「もうこれしか買わない」「なぜ今まで買わなかったのかと悔やまれる」など、たくさんの反響をいただいています。


今回のマルシェでもたっぷり売られているので、まだ使ったことがないという方はぜひお試しを。ちなみに、このタレで焼うどんを作るとめちゃくちゃおいしいです。

キャップを開けて野菜にまぶすだけで使える、こうじシリーズ。最近は三五八漬けの素が人気とのこと。

野菜につけてそのまま食べたり、ご飯に載せたりといろいろ使えるスタンドパックの味噌シリーズも良さげ。

甘い醤油「美健」は卵かけご飯などによく合うとのこと。お子さまにも人気があるそうです。

ちょっと気になるのは、その名も「忍者プリン」。

瓶に葵の紋がついていたり、上の部分には「忍者プリン お味噌のプリン」と書いてあったりと、消化できないままに情報が次から次へと目に飛び込んできます。

POPには、ホイップとブリンだねに味噌を使用しているとあります。尾張徳川家にゆかりがあるから葵の御紋が描かれているのはわかるとして、では「忍者プリン」の忍者とはいったい?

と謎に思っていると、案内してくださった服部醸造専務の服部由美子さんの口から「服部家は服部半蔵の子孫なんです」とご説明が。あまりにもさらりと明かされた衝撃の事実に驚いてしまい、「えっ、あっ、そうなんですね」としか言えませんでした……!

思い返せば、OKみそのふたに「服部家は旧尾張藩に代々仕えた」と書いてありました。徳川家に仕えた服部さんといえば、忍びですよね。あれが伏線だったとは。


会場内に展示されているパネルにはもう少し詳しく、服部家の祖先は伊賀の出身であると書かれていました。もう間違いありません。忍者プリンは、忍者の子孫が作るプリンです。

このほか、最近メディアに取り上げられて少し注目されている「こうじ水」を簡単に作れるパックなどもあり、おいしくて体にいい商品が本当にたくさんそろっている印象です。
こうじ水が手軽に摂取できる「麹ソーダ」も新登場。

この感じ、物産展などでめちゃくちゃ売れそうな雰囲気を漂わせています。


まだまだ紹介しきれないくらい商品点数は豊富なので、ぜひ蔦屋書店に行った際にはのぞいてみてはいかがでしょうか。25日(金)まで、毎日10時~18時です(最終日は17時まで)。

※この記事は函館蔦屋書店の協力を得て制作しています

【リンク】

服部醸造

【マルシェ催事】服部醸造 9/14(月)~9/25(金) (函館蔦屋書店)

服部醸造Facebook

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。