10月14日は「鉄道の日」。明治5年、新橋~横浜間で日本初の鉄道が開通した記念日です。
この日にあわせて、函館市電ではなんと……
70年以上現役を続ける530号車と貸切専用の501号車が10月13日(月・祝)、特別運行されます!
函館市電のレア車両・530号
530号といえば、数々の映画やドラマ、テレビの旅番組などに登場しているレトロ車両。
普段は“待機要員”として駒場車庫にいることが多く、通常運用に就くことはまれ。たまにいきなり走っています。
なので、「めったに乗れない」「見れたらラッキー」なレア車両。
その530号が10月13日(月・祝)は、いつもの車両に混じって、時代を超えてきたかのように函館の街を走ります!これはもう、乗るしかない!
しかも車内では、500形と530号の貴重な資料・写真を掲示。過去と現在が同居する、ノスタルジックな時間を味わえます。
運行は午前が5系統(湯の川~どつく前~湯の川)、午後は2系統(湯の川~谷地頭~湯の川)。通常の運賃で乗車できます。
なお、この後に書く501号の後を追う形で走るため、午前はどつく前、午後は谷地頭前で530号を降車した後、復路は先発の501号車に乗り換えることができます。 ※復路も530号を利用することもできます
530号は鉄道・軌道ファンならずとも、味わい深い車両。木の窓枠、車内の吊り革、モーター音。作られたレトロ感ではない、本物のレトロ。ぜひこの機会に乗車しましょう。
※運行予定時刻は函館市公式情報をご確認ください
501号は無料運行!
501号は現在貸切専用車両となっているため、貸切しない限りほぼ絶対に乗ることがない幻の車両となっていますが、この日10月13日(月・祝)は特別に、誰でも無料で乗り降りできる臨時便として運行されます。
こちらも530号と同じく、午前が5系統(駒場車庫前~どつく前~湯の川)、午後は2系統(駒場車庫前~谷地頭~湯の川)を運行します。
しかも!なんと!
この日に限り、駒場車庫前の電停ではなく、駒場車庫構内から電車に乗ることができます!
ということは、車庫構内からぐにゃっと曲がって道路へ出て行くあの区間を、電車の中から体験できちゃいます!これはレア!さらに、乗車した人に記念の501号トラムカードが進呈されます。
そしてそして、午前はどつく前、午後は谷地頭前で降車した後、復路は後続の530号に乗り換えることも可能。つまり、往路501号・復路530号、または往路530号・復路501号のどちらも体験できるということになります。
※運行予定時刻は函館市公式情報をご確認ください
501号「方向幕回し」も実施!
501号は、午前の運行前(9:20~9:45)と午後の運行前(13:10~13:35)の時間、駒場車庫構内で車両前面上部の方向幕を回転させる「幕回し」を実施します。
現在は「貸切」の表示しか見られませんが、この日に限り、廃止された系統の行先「柏木町」「十字街」「環状線」を含むすべての行先表示をくるくるとお披露目してくれるそう。これもすごくレア。
場所は駒場車庫前・馬車鉄道記念碑付近。車庫構内には立ち入りできず、歩道上からの撮影になります。「係員の指示に従わない場合は,イベント自体を中止することもございます」とアナウンスされているので、撮影の際は要注意です。
おさらい
10月13日(月・祝)は、どちらもレア車両である501号と530号がそろって街を駆け抜けます。
・501号 → 無料臨時便+方向幕回し+トラムカード配布
・530号 → 定期列車として運行+車内に写真など掲出
「鉄道の日」(の前日)にふさわしい、特別な日になりそうです。
※この記事は、函館市公式発表の内容と写真を利用しています。
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