函館駅の真裏にできる、トレーラーハウスの宿泊施設「JRモバイルイン函館」の内覧会に行ってきました。

建設計画発表時に書いた記事はこちら▼
https://hakodate-event.com/2025/07/archives/42719

JR函館駅の裏。いや、「裏」というか「ホームと線路のすぐ横」。
ここにホテルじゃなくて、トレーラーハウス型の宿泊施設ができる。

▲トレーラーハウス2棟をL字型につなげています
分かるんだけど、この目で見ないとイマイチピンと来ない。というわけで、報道向け内覧会へ。
結論から言うと、これはもう鉄道に全振りした宿です。
冬の函館でも、普通に暖かい

まず驚いたのが室内の快適さ。使われているのは、ミサワホームが開発したトレーラーハウス「ムーブコア」。
南極・昭和基地で培った技術がベースだそうで、断熱性と気密性がかなり高い。

外は真冬の函館。でも中はエアコン暖房だけで普通に快適。
しかもここ、駅のすぐ横です。列車が発着しているのに、モーター音や走行音がほとんど気にならない。
「駅近=うるさい」という常識、ここでは通用しません。
実は、完成まで1年半かかっている
JRモバイルインは道内4カ所目。これまでの場所は、計画から約10カ月でオープンしてきました。
が、函館は別。
もともと駐車場だった場所で、電気も水もないところからのスタート。結果、完成まで約1年半。そこまでしても、どうしても作りたかったそう。

▲JRモバイルイン函館の敷地は、今も完全に駐車場の一角。函館駅裏「パーク&トレイン駐車場」の中を通って行きます
チェックインは無人。だけど有人

受付は完全無人。上の写真の受付棟にあるタブレットを操作してチェックインします。

ただし、「無人=放置」ではありません。

タブレットを操作していくと、必ずスタッフが対応してくれるようになっています。しかも24時間体制。
なんと、日本だけじゃなくヨーロッパを中心に世界のいろいろな場所にスタッフがいて、時差を活用して24時間対応しているとのこと。
すごい時代だ。
「モバネ423」って何だこれ
外観を見ていて、どうしても気になる文字。

「モバネ423」。トレーラーハウスは5棟あるので、423-1から423-5まであります。
これ、床下にモーターを積んだ寝台車の車両記号「モハネ」をもじった名前。モバイルインだから「モバネ」。
そして423は、函館本線・函館~旭川間の距離。こういうのいいね。
景色は、完全に鉄道
北海道ジェイ・アール都市開発の担当者いわく、「特急列車が目の前に止まる特等席」。
これは誇張じゃありません。

駅側を向けば、ホームを発着する列車。

反対側を向けば、道内ではかなりレアな「転車台」。
海……?近いけど、塀があって見えません。
函館山?街並み?
ほぼ見えません。
景色は、鉄道一本勝負。
ここに泊まるなら、「鉄道を楽しむ」という覚悟が必要です。

▲JR北海道の車両のほか、道南いさりび鉄道の車両やJR東日本「四季島」を見ることができます
広さは控えめ。でも、ちょうどいい

トレーラーハウスなので、部屋の幅は車両の幅。正直、そんなに広くはありません。
でも、キャンピングカーだと思えば十分。

定員は4人ですが、実際に過ごしやすいのは3人くらいかな、という印象。

車はすぐ目の前に停められるし、函館駅からは徒歩数分。旅の拠点としては、かなり優秀です。
鉄道好きなら、こう泊まりたい
個人的におすすめしたいのが、
・JRイン函館のキハ40コンセプトルームに1泊
・翌日はJRモバイルイン函館に1泊
という鉄道フルコース宿泊。鉄道好きなら絶対やっちゃうと思う。
宿泊予約は当面、自社サイトのみですが、今後は国内外の宿泊サイトでも販売していく予定とのことです。料金は1室1泊2万5,000円程度~とのこと。宿泊開始は1月31(土)。
予約は⇒ JRモバイルイン函館公式サイト
これは「景色のいいホテル」じゃない
JRモバイルイン函館は、正直、万人向けの宿泊施設とは言えないかも。
でも、
「鉄道を楽しみたい」
「駅の横で泊まりたい」
「ちょっと変わった宿がいい」
そんな人には、かなり強烈な選択肢。

▲室内からもウッドデッキからもすぐそこに見える転車台
JR北海道の遊休地はまだ他にもあるそうで、今後は年に1カ所ペースで増やしていきたいとのこと。
次はどこにできるのか。それも含めて、ちょっと楽しみです。

