2026年4月20日(月)から、7日間限定で開催されている函館蔦屋書店の催事「老舗衆の百紀夜行」。

道南の老舗企業14社が集まる初開催のイベントです。楽しみにしていましたが、期待以上におもしろい催しでした。
今回のテーマは「OLD,and NOW」。
各ブースを見て回ると、その言葉がしっかり伝わってきます。いろいろお話を聞き、写真も撮ってきたので、印象に残ったところを順に載せていきます。
千秋庵と五勝手屋がまさかのコラボ……!
今回なかなかのインパクトがあったのがこちらのブース。

道南を代表する和菓子店で、共に創業100年を超える千秋庵総本家と五勝手屋本舗が「千五百秋(ちいほあき)」というひとつの屋号でブース出店。

両社が協力して作り上げたお菓子「翠玉」を販売。
さらに、アボカドまたはイチゴとサワークリームを使ったどら焼きを競作し、食べ比べできるように販売しています。ただし、千秋庵は10時(開店時)、五勝手屋は13時入荷とのことで、時間帯によっては片方しか買えないかも。

この日は千秋庵総本家・橋社長の奥さまと、五勝手屋本舗の小笠原社長が笑顔で出迎えてくださいました。

両社の現代風羊羹も仲良く並んでいます。
函館カール・レイモンの変化球
函館土産の定番、函館カール・レイモン。冷ケースの左端に何やら見慣れない商品が。

実はこちら、千秋庵総本家のどら焼きの皮にカール・レイモンのベーコンをはさんだ、その名も「どらサンド」。

まさにイベントならではの商品。甘い×しょっぱいは意外とおいしいんですよね。
函館唯一の味噌醤油製造元「道南食糧工業」
地元ファンも多い調味料メーカー「道南食糧工業」。河野社長が手にしているのは、今回のイベントで初披露となる「函館黒大豆味噌」。

特徴は、収量が少なく貴重な函館産の黒大豆を使っていること。試作してみたところ、通常の味噌に比べて、うま味成分のグルタミン酸が2.5倍あったそう。

今回は試験的に少量販売。秋には本格販売を予定しているとのこと。函館の新しい名物候補かもしれません。
コーヒーの十字屋なのに盆栽だらけ
北海道でいち早く焙煎コーヒー豆の販売を始めたことで知られる十字屋。
十字街の本店のほか、函館朝市や公会堂にも出店していますが、今回の主役はコーヒーよりも「盆栽」だそう。

見せてもらうと、これがなかなか良くて。コーヒーカップや湯飲み、急須など、いろいろな器に植えられていて、小さな景色を見ている感じ。

聞けば、趣味や気まぐれで並べているわけではなく、新規事業として本格的に販売していく考えとのこと。理由も興味深かったのですが、ここで書くと長くなるので省略。気になる方は、ぜひ会場で直接聞いてみてください。

木樽仕込み塩辛「小田島水産食品」
函館でもはや唯一だという、昔ながらの木の樽で仕込んだ塩辛を製造販売する小田島水産食品。

部長の小田島さんが掲げているのは、最近好評だという木樽容器入りの塩辛シリーズ。

木樽の内側には細かな凹凸があり、そこにすみついた酵母や乳酸菌が発酵を促進。調味料に頼らずにおいしくて深みのある塩辛ができます。
そんな木樽仕込みの特徴を、そのまま見た目でも伝えるのがこの木樽容器。土産用にも贈答用にも合いそう。

そのほか、昔のポスターを縮小したポストカード、復刻した商品ステッカー、イカキャラクターの帽子などのグッズも展開。

ステッカーがめちゃくちゃ気に入ったので購入してきました。グッズ展開はまだまだありそうなので、楽しみ。
まだまだほかにも
まだまだお店はありますが、長くなりすぎてしまうので写真だけでご紹介させていただきます。

▲山キ越前屋商店

▲日之出食品

▲帰山農園

▲五島軒

▲山の中村商店
昔の道具類も興味深い
会場には、出展企業がかつて使っていた道具類も展示されています。博物館で見るのとはちょっと違って、今も続いているお店が実際に使っていたものだと思うと、ぐっと身近に感じます。

これは、山親爺の焼き型……!

まだまだ伝えきれない部分はありますが、ここまでとします。
会場を回っていて感じたのは、老舗ほど新しいことを始めているということでした。というより、新しいことに挑戦し続けてきたからこそ、100年続いてきたのかもしれません。
100年企業がこれだけ集まるのも、北海道では函館らしい光景です。見応えのある催事でした。25日(土)と26日(日)の週末は体験企画も予定されています。桜の時期とあわせて、函館蔦屋書店ものぞいてみてください。


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