2017年11月25日(一部地域は28日深夜)に放送されたアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』2期第8話「HAKODATE」に登場した函館市内の場所(聖地)を実際の風景を現地民が撮影しました。
同作品は静岡県沼津市を舞台に、スクールアイドル「Aqours」(アクア)として活動する9人の女子高校生たちを描く物語。第8話では、スクールアイドルの甲子園「ラブライブ!」の北海道地区予選にゲストとして招待された彼女たちがその開催地である函館を訪れました。この記事では、アニメに登場した場所の実際の風景をご紹介します。
【注】画像の転載はおやめください(詳細は記事の最下部をご覧ください)
もくじ 1.函館駅 |
1.函館駅
▲第8話オープニングで登場
▲鞠莉とダイヤが雪山に埋まったのを見てあきれる梨子・果南・千歌の後ろに見えた景色。函館駅に向かって左側、函館朝市方向
▲作中のカット
▲着ぶくれした花丸に曜・善子・ルビィがつぶされる場面では、写真左手にあるホテル「フォーポイントバイシェラトン函館」の客室の窓が見える
▲作中のカット
2.函館アリーナ
▲「ラブライブ!」北海道地区予選の会場として登場。作中では全面ガラス張りの直線的な外観に改変された
▲作中のカット。実際の函館アリーナとはかなり違う
▲メインアリーナ外通路。審査結果を見届けた「Aqours」のメンバーが歩いた通路のモデルになっていると思われるが、床・天井・柱の太さなど細部はかなり異なる
※通常時はスポーツ施設としての貸し館事業を行っているため、利用料金がかかります
函館アリーナ公式サイト
▲作中のカット。右に窓があり、左側の壁が黒いことくらいしか共通点がない
3.杉並町電停付近
▲「Aqours」のメンバーが「ラブライブ!」北海道地区予選会場から五稜郭タワーまで移動するシーンで登場
▲作中のカット
▲「Aqours」のメンバーが乗ったのは函館市電719号車
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4.五稜郭タワー
▲地区予選の観覧を終えた「Aqours」のメンバーが最初に訪れた観光スポット
▲曜が「かっこいい」と目を輝かせたのは、タワー展望室内にある土方歳三のブロンズ像。実際は座像だが、作中では立像となっていた
▲作中のカット
▲土方歳三の立像は、実際には五稜郭タワー1階アトリウム内にある
▲展望室1階のガラス張りの床。果南が「全然平気平気」と言いながら立っていた場所
▲下を見た果南が怖くなって鞠莉に抱きつく場面でこの角度からの眺めが使われた
五稜郭タワー公式サイト
▲作中のカット
5.八幡坂
▲果南がこの景色を見ながら「内浦と同じ空気を感じる」と函館を評した
▲作中のカット
▲「Aqours」のメンバーはこの石垣の前に立って坂を見下ろしていた。聖良・理亞の2人と同じ制服を着た女子生徒2人が石垣の上にある建物に向かっていったことから、作中ではここが「函館聖泉女子高等学院」という設定であることがわかる。現実には、作家の辻仁成や歌手の北島三郎などの出身校としても知られる函館西高等学校がある
※函館西高校の敷地内は関係者以外立ち入り禁止です
▲作中のカット
6.茶房 菊泉
▲寒さに耐えきれなくなった「Aqours」のメンバーが立ち寄った茶店。大正期に建てられた酒問屋の別邸を活用している。作中では「Saint Snow」の聖良・理亞姉妹の生家という設定
▲作中のカット
▲実際の景色
▲作中のカット
▲実際の景色
▲作中のカット
▲玄関内部。ルビィが靴を脱ぐシーンで映った
▲作中のカット
▲「Aqours」のメンバーが注文した、とうふ白玉ぜんざい
▲作中のカット
▲作中には登場しなかったが、外の張り紙にあった「くじら汁」とは、鯨の本皮(皮の付いた脂身)と根菜類・山菜などで作る汁物。醤油仕立てが一般的で、函館と周辺地域では正月に食べる郷土料理として根強い人気がある
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7.函館聖ヨハネ教会(チャチャ登り)
▲右手にある茶色の屋根の建物が函館聖ヨハネ教会で、その前の坂が「チャチャ上り」。左手の赤い屋根の建物は牧師館。菊泉店内において、梨子が聖良に「街並みも素敵ですね。落ち着いてて、ロマンチックで」と話す場面にこの景色がかぶせられた
▲作中のカット
8.ラッキーピエロベイエリア本店
▲菊泉を訪ねた後に「Aqours」のメンバーが立ち寄ったご当地レストラン
▲作中のカット
▲店内風景。「Aqours」のメンバーは左手のボックス席に座った
▲作中のカット
▲ボックス席の様子
▲花丸が「未来ずら~」とかぶりついていた「THE フトッチョバーガー」。実際はナイフとフォークが付いてくるので、切り分けながら食べる
※フトッチョバーガーは平日限定メニューです。また、各店1日限定20食のため売り切れの場合もあります
ラッキーピエロ公式サイト
▲作中のカット
9.函館西波止場裏
【注】この場所は放送直後に工事用の仮囲いで覆われてしまったため、しばらくの間立ち入りできませんでした。この文章を書いている時点(2018年3月17日)では仮囲いが外されており、立ち入りも可能ですが、今後再整備工事が予定されているため、再び立ち入りできなくなる可能性があります(詳細は後述)。
▲泣きながらラッキーピエロを飛び出していったルビィが座ったベンチ
▲作中のカット
▲1人でベンチに座っていたルビィに後ろから声を掛けたダイヤの後ろに見えた景色。茶色の建物はホテル「HakoBA 函館」、その左隣の建物は函館の有名飲食店「カリフォルニアベイビー」
▲作中のカット
▲ルビィとダイヤが背中合わせに座ったベンチ
▲作中のカット
▲ルビィがダイヤに抱きつき「ルビィを置いていかないで」と涙を流した場面の背景になった景色
▲作中のカット
※この場所で予定されている工事について
作中に登場したベンチ付近を含む一帯(末広町岸壁)は、改修工事が予定されています。2019年3月完成予定で、報道や完成予想図によれば、完成後は遊歩道やリング状のベンチなどが設けられるようです。アニメと同じ風景が見られなくなる可能性もありますので、早めに見ておいたほうがいいかもしれません。
▲工事用仮囲いに掲出されていた完成イメージ(2017年12月撮影)
10.函館国際ホテル
▲「Aqours」のメンバーが宿泊したホテル。作中には東館正面玄関が描かれたが、現在は耐震補強工事中のためこの玄関からは出入りできない(撮影も不可能)
▲西館「ツイン」。千歌と曜が泊まった部屋のモデルになっていると思われる
▲作中のカット。ベッド周りは上の写真に近いが、全体の配置は異なる
▲同じく西館「ツイン」。善子・花丸・ルビィが泊まった部屋のつくりにかなり近い
函館国際ホテル公式サイト
▲作中のカット
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11.道南うみ街信用金庫本店
▲1人でホテルを出て徒歩で菊泉に向かうルビィが歩いた場所
▲作中のカット
12.八幡坂
▲上に同じく、菊泉に向かうルビィが歩いた場所
▲作中のカット
13.金森赤レンガ倉庫
▲ルビィと理亞が2人で歩くシーンの直前に挿入されたカット
▲作中のカット
▲ルビィが「最後にしなければいいんじゃないかな」と理亞に提案した場所。理亞は「函館ビヤホール」の看板の前に立っていた
▲作中のカット
▲作中ではこの場面に、変わった形の影がかぶっている。この影は、この場所の向かいにあるラッキーピエロマリーナ末広店玄関上の看板。看板の向こう側の上空から2人を見下ろす視点で作画されていた
▲ルビィが理亞の手を引いて走った場所。海を背に、左手にBAYはこだて、右手に金森洋物館がある
▲作中のカット
▲ルビィと理亞が見上げたクリスマスツリー。金森赤レンガ倉庫前の海上に浮かべた台船の上に立てられ、毎年12月1日(前倒しされる場合あり)から12月25日まで毎日点灯される
金森赤レンガ倉庫公式サイト
はこだてクリスマスファンタジー公式サイト
この記事に掲載した写真の撮影日:2017年12月1日~5日、2018年3月17日(提供写真を除く)
写真提供:函館鉄道写真館 函館国際ホテル
撮影協力:ラッキーピエロ
第9話の聖地はこちら
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佐々木康弘
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