第11回目を迎えた「はこだて国際民俗芸術祭」の6日目と最終日・7日目の様子をご紹介します。元町公園をメイン会場に、世界各国や国内各地から函館を訪れたアーティストが民俗舞踊や音楽、パフォーマンスなどを繰り広げる屋外ライブイベントです。
▼開催概要
▼これまでのフォトレポ
▼総合工作芸術家『だるま森+えりこ』
芝居小屋風に飾り付けたテントの中で人形劇を上演
▼ボンバング―
ジャグリングを主体としたパフォーマー。今年はマジックを取り入れた新ネタも披露
▼ブライアン・ホルス
ジャグリング主体のパフォーマー。巧みに関西弁によるギャグや客いじり、毒舌がクセになる
▼パフォーマーヨージ
瞬く間に様々なバルーンアートを作り上げる。最終日に見せた龍のバルーンアートは見事
▼エクアドル「ナティーバ」
▼アルコド
▼ひのき屋
最終日の大トリは、ひのき屋の演奏に合わせて踊るフォークダンス
最後は、芸術祭のために作った曲「うたげうた」に合わせてみんなで大きく手を振りながら合唱し、7日間の祭典の幕を閉じた
▼閉会セレモニー
最終日まで残っていたアーティストが全員メインステージに登壇
出演者とスタッフに、観客から惜しみない拍手が贈られた
芸術祭を主催・運営する一般社団法人ワールズ・ミート・ジャパンの代表理事であり、芸術祭のトップであるイアン・フランクさんも登壇。芸術祭が始まった10年前に来場してくれていた子どもたちが、今はボランティアスタッフとして芸術祭に関わってくれている。子どもたちが世界の様々な文化に生で触れ、国際的な意識を持つ機会になっていることがうれしいと語りました。
▼6日目と7日目の様子を約3分半の動画にまとめました
【感想】ほぼ毎日小雨に見舞われ、開催時期が8月前半に移ってからは最悪のコンディションとなったが、毎日熱心なファンが詰めかけ、大変な熱気でにぎわった。若い世代や家族連れの姿も目立ち、幅広い世代が楽しめるイベントとして定着していることがわかる。
今年からワンデイパスの土日料金や期間中有効のスポンサーパスが値上がりし、一部には不満の声も聞かれたが、本来なら現地に行かなければ見ることができない海外の文化に生で触れることができ、しかもそれが1つや2つではないと考えれば、むしろ安いくらいだと思う。特に子どもたちの成長にとって、このイベントは計り知れない良い影響を与えるはず。非営利で運営されているこのイベントが、末永く続くことを願っている。