函館市内から車で1時間弱、福島町で初めて開催された「福島町フードスタジアム」に行ってきました。
開催日は、お隣・松前町の「松前城下まぐろ祭り」と同じ9月18日(日)。
フードスタジアムとまぐろ祭りは相互にイベントポスターでお互いの町のイベントを紹介しあっており、相乗効果をねらったようです。
情報局としては、まぐろ祭りには過去何度か行ったことがあるので、ここは初めてのイベントを優先しようということで、福島町フードスタジアムだけに照準を合わせて行ってきました。
◆福島町の名物続々
会場は福島町役場。建物の右手と左手の2カ所に会場が分散していました。
すぐ目に留まったのがこちらのブース。なんと千軒そばがイベントで食べられるとは。
横綱の出身地らしく「ちゃんこそば」という謎メニューもありましたが、今回はオーソドックスにもりそばをいただきました。
今回はイベント用に特別にそば打ち名人たちの手を借りて手打ちしたとのことで、味わいもまた格別です。
商工会青年部の皆さんが地道に釣ったというイワナの塩焼き。味がしっかりしていておいしかったです。
町内のするめ屋さんのするめを使った「さきいか天ぷら」。今まで食べたさきいか天ぷらとは違って、肉厚・柔らか。これは都会に持って行ったら人気が出ると思います。
アワビの陸上養殖に取り組んでいる福島町の新名物、アワビカレー。
挽き肉たっぷりのカレーに、小ぶりのアワビが入っていました。おどろくほど柔らかく、クセのないお味でした。
生マグロ漬け丼。こちらはだいぶ味付けが薄く、そのせいか部位によっては生臭さが出てしまい(血が残っていたのかも)、ちょっといまひとつでした。改良の余地があるように思います。
◆姉妹都市の名産品も
姉妹都市の長崎県松浦市の名物、アジフライも販売されました。松浦市はアジ水揚げ日本一の町で、「アジフライの聖地」とまで名乗っているのだとか。
ふわふわ食感とさっぱりしたおいしさは、普段食べる冷凍のアジフライとはまったくの別物。
たとえて良いかわかりませんが、北海道の我々が「新鮮なタラのフライはおいしいなー」と思っているのと同じ感覚でアジフライを日常的に食べているのかなと思いました。
こちらは同じく姉妹都市・長野県木曽町の酒蔵の日本酒。地元でとれたお米を使っているとのことで、地元の米と水で醸したお酒、おいしそうです。
◆食べ物以外も……
思わず注目したのがこちら。木のまな板。大きな葉っぱを器として料理に使うこともある「ホウの木」を使っています。ホウの木は柔らかくて包丁の刃に優しく、水切れしやすいなど、まな板に適した特徴を持っているとのことでした。
物販コーナーには福島町の特産品がいろいろ。
青の洞窟サイダーも岩部海岸レモネードも、おいしくて写真映えします。
最後に自衛隊のブースで缶バッジをもらって帰りました。
【感想】函館方面からたくさんお客さんが来るに越したことはないのかもしれません。
でも、長い目で見ればこういう機会を通して地元の子どもたち・若者たちに「福島町にはこんな特産品があるよ」と知らせていくことこそ大切だなと感じました。
とても良い取り組みだと思います。ぜひ少しずつ拡大させたり、新たな取り組みを取り入れたりしながら続けてほしいです。
会場内のオペレーションも、それほど人数が一度に集中しなかったこともあってか、スムーズでした。ただ一部の食物販ブースでは、手書きの引換券を番号なしでお客さんに渡していたため、商品受け渡しの順番がぐちゃぐちゃになってしまう場面がありました。
先に注文していたのに黙って待っていたら順番を後回しにされてしまうのは悲しかったので、そこは改善してほしいと思います。
佐々木康弘
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