2025年11月8日(土)、「道南ハンターズフェスティバル2025」に行ってきました。
道南ハンターズフェスティバルは、道南のハンターたち自身が主催する「食べて・見て・体験できる」ハンターイベント。
ジビエ料理の販売、狩猟装備や剥製の展示、射撃体験まで――普段なかなか覗けないハンターの世界を体感できる企画です。
こちらがチラシ▼

会場は「道の駅なとわ・えさん」屋外。市街地から車で約1時間。海沿いをドライブしながらやってきました。

オープンの10時を少し過ぎたころに到着すると、すでに「熊焼き&イノシシ焼き」のブースに行列!

スタッフさんが休む間もなく鉄板と格闘中です。

「これ熊ですか?イノシシですか?」と聞き忘れました。でも赤身の強さがすごい。まさにジビエだなって感じの肉色です。
そしてこちらは鹿串▼

販売していたのは「熊鹿庁」の北條さん。愛犬家イベント「ワンわんマルシェ」の主催者としても活躍中。

来年の「ワンわんマルシェ」は新展開があるとか。函館のワンちゃん界隈、ますます熱いです。
お次は鹿のあらびき肉×炒り卵×知内ニラの「鹿3色丼」▼

うまい! この組み合わせ、家庭でも真似できそう。かな。
さらに、鹿のバラ肉(たぶん)がたっぷり入った汁物「鹿オハウ」▼

豚汁っぽいけど、まったく別物の旨み。汁にしみ出た野性味のコクが最高で、これまた「いい食べ方だな~」としみじみ。
鹿肉が本当の意味で食文化として根付くには、「レストランの特別料理」じゃなく、豚や鶏のように“日常で食べる肉”になることが大事。
だからこそこうして多彩な食べ方を提案してくれるのは、とても意義ある試みだと思いました。
そしてそして、函館イベント情報局イチオシの食べ方「鹿ジンギスカン」が食べられるコーナーもありました▼

今回は食べませんでしたが、以前に個人的にやった鹿ジンギスカンの写真を置いておきます。
使ったお肉は北斗市「Momiji」の鹿肉ロール。

脂の具合がちょうどよく、ラムとはまた違う深い旨み。これ、本当におすすめです。
フード販売以外のコーナー
食べ物だけじゃありません。ブースを回ると、これまた個性豊かな展示がずらり。

▲鹿肉を使った犬用おやつ

▲熊の爪のキーホルダー

▲空の薬きょうを使ったランタン

▲銃弾を加工したキーホルダー

▲こちらは「若松毛皮」の毛皮製品。鹿の毛皮です。手触りはうちの猫の背中にそっくり

▲熊の剥製……

▲模擬銃の展示。重い……!特に左手がめっちゃつらい!

▲その他狩猟で使う道具や罠などの展示。

▲鹿の頭骸骨!
見るだけの展示というより、実際に触れて感じる体験が中心なのがこのイベントの魅力。
射撃体験もできました
気になっていたのが18歳以上限定の「射撃体験」。500円の体験料を払ってブースに行くと、一見ただの射的っぽい……けど、これが全然違う!

本物そっくりの銃を構え、本物のスコープをのぞいて狙う。きちんと照準を合わせれば、遠くに置かれた小さな鹿の置物にもしっかり命中。
「実際は100m離れた鹿を撃つんですよ」との説明に、納得。ハンターの世界をほんの少し、リアルに感じられました。
ということで、「道南ハンターズフェスティバル2025」の現地レポートでした。鹿肉を食べて、装備を触って、銃を撃って。――道南の自然と生業を、まるごと体感できる貴重な1日でした。

