はこだて国際科学祭2015・8月29日レビュー

はこだて国際科学祭2015

「みんなの環境もんだい」をテーマに市内各所で開催されている「はこだて国際科学祭2015」。様々な体験や展示・トークイベントなどを通していろいろな切り口から科学の楽しさや奥深さ、日々の生活との関連性などを幅広い年代に伝えてくれるイベントとして2009年から毎年夏に開催されています。今年の会期は8月22日(土)~30日(日)。

この記事では、8月29日(土)の五稜郭タワーの様子を、函館イベント情報局撮影の写真と主催者の公開した写真とでまとめました。

▼「ヒゲじい」が五稜郭タワーに登場!

はこだて国際科学祭
はこだて国際科学祭2015

NHK「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」のキャラクター、ヒゲじいがタワーのステージに登場。番組のVTRを放映しながら、動物の行動や生態に関するクイズを行った。

はこだて国際科学祭2015

▼石の見分け方とは?

はこだて国際科学祭2015

普段は特に気にすることも考えることもない「石」をじっくり観察してみようというサイエンスショー。マグマが冷えてできた石(火山岩)なのか、砂や泥が堆積してできた石なのかを見分ける方法を北海道教育大学釧路校の境智洋先生が教えてくれた。

はこだて国際科学祭2015

観客1人1人に貸し出された、石のサンプル。火山岩にはきらきら光る部分があったり、こすり合わせると火薬のような匂いがするといった特徴があることを実際に石を手にして実感。

▼「科学屋台」で科学の体験も!

本日も、五稜郭タワーアトリウムの科学屋台は大人気。

Posted by はこだて国際科学祭 on 2015年8月29日

はこだて国際科学祭2015

自然の素材を活かして様々な道具を作っていた縄文人の文化を、実際の出土品などで展示。

はこだて国際科学祭2015

縄文時代の縄の作り方を再現して、植物から繊維を取り出して縄にする体験ができた。

はこだて国際科学祭2015

隣のブースでは、色を着けた水を3種類の土に通して吸着能力の違いを実験していた。水が落ちてくる早さや色の濃さが土によって変わることを実感できる。

▼本物の放送機材がさわれる!

はこだて国際科学祭2015

NHKが実際に使用しているハイビジョンカメラを操作して、モニターに映像を映し出す体験。子どもたちは楽しそうだが、大人は値段のことを考えると怖くてさわれない(笑)

はこだて国際科学祭2015

会場の外にはテレビ中継車とカメラが。

はこだて国際科学祭2015

中継車の中で、2台のテレビカメラから中継車に送られてきた映像をボタンの操作で切り替える体験もできた。

五稜郭タワーアトリウムでは最終日の30日(日)も、はこだて国際科学祭のサイエンスショーと科学屋台、企画展などが実施されます。詳細は以下リンク先で。

はこだて国際科学祭

※この記事で掲載している写真は主催者の許可を得て撮影しています。

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。