北海道新幹線特任車掌の鈴井貴之さん、1年前の開業当日は「見られてはいけない場所にいた」と衝撃告白!?

北海道新幹線特任車掌でありながら、2016年3月26日の北海道新幹線開業当日にはどの駅のイベントにもどのテレビ局にも姿を表さなかったミスターこと鈴井貴之さん。当時は「なんで大事な日に来ないんだ」との市民の声もちらほら耳にしましたが、ちょうど1年後になって『誰にも見られてはいけない場所』で開業当日を迎えていたと衝撃の告白をしました。

鈴井さんが衝撃の事実を語ったのは、2017年3月26日(日)に函館駅前広場で行われた「北海道新幹線&道南いさりび鉄道開業1周年記念イベント」。鈴井さんは特任車掌としてお笑いコンビのオクラホマとともにステージに登場しました。


開業当日はどうしていたかとの司会者の質問に、オクラホマは「リポーターとして新幹線開業の特番に生出演していた」。一方鈴井貴之さんは「実は当日は何も仕事が入っていなかった」と驚きの答え。「(特任車掌としての公平を期すために)一カ所のイベントだけに出るのは良くないみたいなことだったのか、テレビ局も他局が声掛けてるだろうと思ってお互いに遠慮したのか……」とその理由を分析。


何も仕事がないので赤平の自宅で開業のテレビを観ていたものの「特任車掌が開業日に自宅にいるなんて人に知られてはいけないから、家から出ず誰にも見つからないように過ごした」と、ぶっちゃけエピソードを披露しました。

◆その他、鈴井貴之さんのトーク抜粋

・函館といえば活イカのイメージ。今もここ(ステージ)にいるより(函館朝市を指さして)あっちに行きたい

・函館は、幕末の歴史を勉強してくると楽しい。10年ほど前に、幕末・明治維新を題材にした映画を撮りたくて脚本を書き、制作会社に相談したことがある。ただ、当時を再現するのに莫大なお金がかかってしまうことがわかり、お蔵入りした

・鉄道が好きで、JR北海道の車両と水曜どうでしょうで乗った車両の鉄道模型は全部集めている

・特任車掌なのに、この1年間で北海道新幹線に乗ったのは2回だけ。そのうち1回は「まだ乗ってません」と言うわけにいかないからとアリバイ作りのために乗った。東京まで乗っている時間がなかったので仙台で折り返して帰った

・移動の所要時間が短くなることで、どんどん可能性が広がる。札幌に住んでいる人も新幹線に乗ってみたいので、函館でまず1泊してから新幹線で東京に行こうかという気持ちにもなる

・一日も早く大泉洋と北海道新幹線に乗りたい

◆続いてイベント全体の様子をお伝えします

▼函館巴太鼓の勇壮な演奏でオープニング

▼スケジュールにはなかったゲストとして、前日に函館国際ホテルでのイベントに出演していた吉田類さんが登場

▼「マイクを持たされるのかと思ったらマスも持たされた」らしい(真偽は不明)。中身がお酒かどうかも不明だが、しゃべりながら時折口をつけていた。キャラを貫く姿勢がすごい(?)

◆北海道・函館市・JR北海道のトップそろい踏み

▼鈴井貴之さんのトークショーに続き、高橋はるみ知事・JR北海道島田修社長・工藤寿樹市長が登壇

高橋知事「これからもずっと新幹線は走る。引き続きPRに務めるとともに、縄文文化圏を築いていた北関東との連携を強め、古くから交流があったことをアピールしていきたい」

島田社長「北海道新幹線開業初年度の乗客数は229万2000人で、一日平均では6300人」

工藤市長「函館だけでなく、周辺地域にも旅行者の流動があった。函館も年間で50~60万人観光客が増えたと推定される。過去最高の550万人になろうかという勢い」

▼北海道観光大使のタカアンドトシも登壇。高橋知事、「おふたりはいつも笑ってばかりいるように見えますが、昨年の台風で北海道が大変な被害に遭った時にはとてもまじめなメッセージをくれた」といい話を披露

▼「そこはふざけるわけにいかないので」「それはボケられない」と2人そろって知事をツッコむタカアンドトシ

▼鏡開きで北海道新幹線と道南いさりび鉄道の開業1周年を祝う

▼鏡開きした樽酒はさっそくその場で来場者に振る舞われた。お酒を注ぐのは、津軽海峡マグロ女子会の皆さん

◆各種ステージでさらにお祝いムード高まる

▼1年前のあの日も函館駅前広場を駆け抜けた「函館はやぶさPR隊」が帰ってきた!

▼「はーやーぶさ、はーこだて」の掛け声とともに走り抜ける彼らは、やっぱりみんなの人気者

▼道南と青森の女性たちで構成される「津軽海峡マグロ女子会」のクイズコーナー

▼ダンスパフォーミングアーツ玄舞のダンスステージ

▼タカアンドトシの前座として登場したお笑いコンビ「しろっぷ」。「土方歳三が好きで、函館でゆかりの地を回ったりする」「グルメが好きなので、ラッキーピエロを食べるためだけに札幌から車で来たこともある」という、函館が好きな2人だった

▼満を持してタカアンドトシ登場。安定しておもしろい

▼お笑い好きならきっとわかるはず、「ミートボール」

◆函館駅に新幹線が来たー!

▼七飯町が保有するH5系ミニ新幹線を駅前広場で運行

▼ミニ新幹線と函館はやぶさPR隊が並走する場面も

▼函館駅では、駅舎内の10カ所に隠されたカードを探すと抽選で鉄道グッズが当たるゲームを実施

▼カードに書かれた文字を集めてキーワードを完成させる方式

▼ブロックで作った北海道新幹線と沿線の景色。1年ぶりに函館駅に展示された

▼記念撮影用の制服(子ども用)も用意された

次のページへ

The following two tabs change content below.
佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。