この記事では、2015年2月7日(土)・8日(日)開催のイベント「大沼函館雪と氷の祭典2015」の会場の様子を写真で紹介しています。名物となっている大沼の氷で作った全長約20mのすべり台をはじめ、雪像や氷像の展示など例年同様の催しが行われたほか、今年は6年ぶりに大沼の氷でできたイグルーのカフェ&バーも出現しました。
※写真はすべて2015年2月7日(土)撮影
▼雪像・氷像
先日最後の運転を終えたSL函館大沼号。復活を願ってその姿を雪像で再現
アニメや映画のキャラクターの雪像が多かった
ずらとり並んだ小雪像。小中学生が制作したものも多い
ジンギスカンのジンくん。かわいい
躍動感あふれるふなっしー
氷像は気温が高いせいで白くなってしまっていた
▼かまくら・すべり台など
かまくらを見ると、子どもも大人もなぜか吸い込まれるように一度は入ってしまう
大沼の氷を敷き詰めたすべり台
てっぺんから下を見るとなかなかの迫力
氷のすべり台の隣はスノーチューブですべる斜面になっている
雪像が並ぶ広場には低くて距離の短いすべり台があるので、幼児も安心して遊べる
▼冬のアクティビティ
大沼の冬の遊びの定番といえば、氷上わかさぎ釣り
釣るのは面倒だけど食べてみたいという人にお勧め。祭典期間の2日間限り、公園内でわかさぎ唐揚を販売
その場で揚げているのでサックリ熱々
氷に覆われた湖上では、スノーモービル運転体験ができる(有料)
雪に覆われた美しい駒ケ岳を眺めながらスノーモービルで氷上を滑走
広場からこの橋を渡って少し進むと、スノーモービル体験の様子が見える
▼氷のイグルー
氷のイグルーは大沼公園広場ではなく、大沼公園駅隣の大沼国際交流プラザ前に出現
内部には立派な氷のカウンターがあり、飲み物を提供している
カウンターに申し出ると、氷のグラス作り体験ができる。飲み物付きで1回500円。
あまりにもこだわって削りりすぎるとノミが氷を突き破ってしまうとのことなので、控えめに
仕上げに全体をバーナーであぶり、表面を滑らかにする(係の方がやってくれる)
完成して飲み物を注いでみた。直接口はつけず、ストローで飲む。超冷たい。
【寸評】子どもたちがつくったものを含め、雪像のクオリティが高くて驚いた。毎年経験を積むことによってどんどん制作者のレベルが上がっているのだろうかと想像させてくれる。ただ、雪像とすべり台を組み合わせるなどした仕掛けのある雪像が今年は多くなかったため、少しさっぱりしていたような観も。
氷のイグルーは氷を豊富に供給できる大沼ならではの取り組みとしてこのイベントの名物にしても良いと思うが、そう簡単にできることではないこともわかるだけに、6年ぶりの復活がうれしかった。ただ、徒歩ですぐに行ける距離とはいえメイン会場と別の場所だったため、来場者のごく一部しか訪れていなかった模様。加えて、気温が高いことによる安全性への配慮だと思うが、氷で作られていたのは側壁のみで、屋根はビニールハウスのような素材だった。「氷のイグルー」と聞けばすべてが氷で作られた家を思い浮かべるのが普通だと思われるので、屋根が氷でないことについての説明を来場者にしたほうが良いのではないだろうか。
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ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。