2017年7月9日(日)に実施された、海上自衛隊の護衛艦「こんごう」一般公開の様子を写真に撮ってきました。
護衛艦「こんごう」は、1993年に日本で最初のイージス艦(イージスシステム搭載ミサイル護衛艦)として就役。2003年から2004年にかけてはテロ対策特別措置法に基づいてインド洋に派遣されました。2007年には他国からの弾道ミサイルを迎撃する弾道ミサイル防衛能力が付加されています。全長160m、全幅21m、基準排水量7250トン。乗員は約280名とのこと。
▼艦尾側から見た「こんごう」
▼さっそく岸壁から仮設の階段を通って甲板へ
▼残念ながら今回は甲板をぐるりと一回りするのみの公開で、船室や艦橋への立ち入りはできませんでした。
▼54口径127ミリ速射砲
▼何気なくフタが並んでいるように見えるが、弾道ミサイル迎撃ミサイルなど各種ミサイルを発射する「垂直発射装置」
▼一段と高い場所にある20ミリ機関砲(白い部分)
▼魚雷発射管
▼事前情報はなかったが、時間を区切って様々な実演などを行っていた模様。このうち、艦内で火災が発生した際に消火作業にあたる乗員が着用する装備(自給式呼吸器 / SCBA)の着用と、立入検査隊の装備展示を見学できました。
▼火災発生時は何といっても素早い対応が大事。「3分以内で装備を装着します」との案内の通り、2分ちょっとですべての装備の装着を完了しました。
▼この服自体は1000度の高温まで耐えられるとのこと。「でも中の人は耐えられないので交替しながら消火にあたります」とのことでした。
▼こちらは立入検査隊の装備。立入検査隊とは、洋上で発見した不審な一般船舶や海賊船などに乗り込み、文字通り「立ち入り検査」を行う任務を持つ部隊。幸いにも、実際にそうした事態が発生したことはこれまで一度もないそうです。ちなみに写真で掲げているのはモデルガン。
▼ひじやひざにプロテクターを着けていたり、ライフジャケットにもなる防弾チョッキを着ていたりするあたりは特殊部隊っぽい感じですが、所持する武器は拳銃と警棒程度で、制服警察官とあまり変わりません。
▼不審者を取り押さえる実演もありました。
▼容赦なく後ろ手に手錠を掛けられる不審者役の隊員。
▼艦首から艦尾まで甲板を一周したら見学終了。
▼岸壁では海上自衛隊の制服記念撮影やパンフレットなどの配布コーナーがありました。
▼海上自衛隊カレーレシピなる配布物まで!
ちなみに、見学で配布されたパンフレットによると「こんごう」は2014年12月に「護衛艦カレーグランプリ」で優勝したそうですが、配布されていたレシピは「こんごう」とは別の艦などのものでした。
護衛艦「こんごう」一般公開は10日(月)も9:00から15:30まで実施されます(受付は15:00まで)。
▼開催情報
佐々木康弘
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