【フォトレポ】改善点は2つ「函館西部地区ブロックパーティー」2022/5/15

2022年5月15日(日)。函館・元町公園で初めて開催されたイベント「函館西部地区ブロックパーティー」に行ってきました。

これは、西部地区再整備事業を手掛ける第3セクター「はこだて西部まちづくRe-Design」などが主催するイベント。フライヤー(裏面)はこちら↓

趣旨について公式サイトには

ブロックパーティーとは「地域・地区のお祭り」のことで、西部地区ならではの魅力あふれる新たな賑わいと憩いの場の創出につなげたいと考えておりますので、皆様ぜひお越しください。

と書かれています。

個人的にはイベント名が「ブロックパーティー」であることに賛成しませんが、その話は長くなるので省略します。

この記事の結論を先に書いておくと、

「イベントの内容は良いし今後にも期待できるが、運営は直ちに改善してほしい」

となります。

内容は本当に良いです。今後毎月やっていきたいという話も聞こえてきたので、もし本当なら素晴らしい取り組みだなと思います。

前置きはこれくらいにして、イベントの内容を振り返ります。

▼演奏

なかなかイベントのレポート記事でステージを最初に書くってこともないのですが、今回は元町公園に久しぶりに楽器の音色が響き渡ったことを祝って、最初に持ってきました。

屋外で、ちょっと食べ物をつまんだり飲み物を飲んだりしながら、ゆったりと美しい音色に浸る休日。

そんな日常が函館で実現したら、ものすごく豊かだなあと思います。

▼体験ブース

体験ブースも、良いコンテンツがそろっていました。

目を引いていたのは、旅ショップminaさんの電動バイク体験。

通常は予約制で1回50分からのコースを設定していますが、今回は体験として10分間無料で体験することができました。うーん、新緑の中を駆け抜けてみたい!

こちらは、ボルダリングHOMIEさんのキッズボルダリング体験。お子さまが次々に挑戦していました。

函館・近郊のイベントではおなじみ「函館モノクラ」の皆さんによるモノづくり体験。

こちらもイベントでおなじみ「ブルートイ」さん。射的やおもちゃくじで盛況でした。

▼飲食ブースも大盛況

元町公園で飲食物の販売が行われるのも久しぶり。お店の方も訪れた市民も「ようやくこういう日が帰ってきたんだ」という高揚感にあふれていたような気がします。



あるお店の方が「イベント久しぶりだから、どうやるんだったっけ?って焦っちゃって」と言いつつうれしそうな笑顔だったのが印象的でした。

【感想】

最近はあまり批評を書かないことにしていますが、市の政策に直結している3セクが主体となって実施したイベントなので、今回は書きます。

出店者、出演者、来場者のすべてが楽しそうな素敵な空間が作られていたこと、十分集客もしていたことで、イベントとしては成功したと思います。月1回でも継続することで、これが西部地区の新たな日常になれば、本当に素晴らしいと思います。

さらに素敵なイベントになるために、次の2点を改善していただきたいです。

(1)伝えること」を大切にしてほしい

(2)会場管理を徹底してほしい

まず、今回のイベントには「伝えること」が欠けている面が幾つかありました。

元町公園の入り口だけでなく、会場内のどこにも「これが何のイベントか」を示す看板やポスターが1枚もありませんでした。イベントを知ってて来た人ばかりではありません。たまたま立ち寄った旅行者もいます。

意図を持って開催しているイベントなのだから、「なんかやってた」で終わらせないよう、最低限イベント名と趣旨くらいは来場者に伝わるようにしてほしいと思います。

演奏が始まる時刻を会場内のどこにも書かず、場内アナウンスもなかったのも不親切でした。場内アナウンスは、演奏者を紹介する意味でも付けてほしいと思います。

次に、会場管理の面。結構来場者が訪れ、飲食ブースに行列もできましたが、会場内の行列整理や見回りはあまり行われていなかったように感じました。

3セクの社長さんをはじめ、主催者側の皆さんは会場にはいらっしゃいましたし、常時巡回はされていましたが、知り合いや仲間同士で会話している場面が多かったり、飲食ゾーンの直近、人ごみの中であからさまに煙草を吸い始めた人がいても誰も注意に行かなかったりと、実際はあまり会場の様子を注視されていないご様子でした(煙草を吸っている人については、主催者に声がけして注意してもらいました)。

会場の安全のためにも、雑踏整理や警備の役割をする人員をきちんと配置することが必要だと感じます。

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。