子どもたちの夏休み突入を前に、函館蔦屋書店でカブトムシとクワガタを展示するイベント「カブクワすごいぞ!!」が始まったということで、行ってきました。
いつものイベントの感じを想像していたら全然違いまして。
何やら白で覆われた小屋的なものが出現していました。どうやらここにカブトムシとクワガタがいるみたい。
横には、展示しているカブトムシとクワガタの一覧が貼られていました。この日貼られていたのは18枚（18種）。ほとんどが海外原産の種です。
さすがに貴重な種が多いということで、小屋への入場は有料です。大人も子どもも一律900円。3歳以下は無料。小屋の前にある受付カウンターでお金を払います。
お金を払ったら、いざ中へ……！
入っていきなり出迎えてくれるのがこの光景。天井から吊り下げられた段ボール（たぶん猫の爪とぎ）にしがみ付くカブトムシ。
なんかこう、透明ケースの中に入っているのを見る感じかと思っていたら、まさかの放し飼い。「この白い小屋全体が虫かごをイメージしていて、虫かごの中に人間が入って観察するイメージです」とスタッフさんに教えていただきました。なるほど。
ちなみにこの写真のカブトムシは「コーカサスオオカブト」。
近くにこの紙が貼られているので、何の種類か誰でも分かるようになっています。左上の星は「レア度」だそう。星が多いほどレア。
ちなみに、こんな放し飼いにしてこの中で飛び回ったりしないのかスタッフさんに聞いてみたら、「カブトムシも飛ぶと疲れちゃうので、本当に危険な時くらいしか飛ばない」とのこと。そうだったんだ……。
ちなみに、ほとんど動きもしません。じっと段ボールにしがみ付いているだけ。なるべく体力を温存しているんですね。
▼珍しいカブクワ続々
なるほどーとなったところで、次々に見ていきます。
▲角にもふもふの毛が生えているサタンオオカブト
▲ヒラタクワガタ最大種、凶暴なことで知られるパラワンオオヒラタ
▲みんな大好きヘラクレスオオカブト
▲こんな間近であらゆる方向から観察できます！楽しい！
▲はさまれたらすごくダメそうな感じがするアトラスオオカブト
▲はさまれたら脱出できなさそうなネプチューンオオカブト
▲世界で最も体重が重い種、エレファスゾウカブト。表面に細かい毛が生えています
▲すごくいい感じの色をしているグラントシロカブト
▲レア度は星5つ。ニジイロクワガタ
ほかにも珍しいカブトムシとクワガタがいろいろいます。とっても興味深いので、特に虫好きのお子さまはぜひ。
【参考まで】カブトムシとクワガタの体調に配慮して、入れ替えて休ませながら展示しているとのことなので、もしかしたらタイミングによってこの記事の写真と異なる場合があるかもしれません。また、週末など混みあう日は時間制限があるそうです。落ち着いて観察したい方は平日の夕方がいいかも、とのことでした。
| カブクワすごいぞ！！ in 函館
場所 函館蔦屋書店1階中央吹き抜け |
▼おまけ
このイベントの共催であるTOMUSHIのパネルも展示されていました。カブトムシを活用したSDGsに取り組んでいるとのことで、初めて知りましたがなかなか興味深かったです。現地でご覧ください。
佐々木康弘