どこが変わった?「フォーポイント バイ シェラトン函館」徹底解説

函館初の外資系ホテルとして2016年9月にオープンした「フォーポイント バイ シェラトン函館」。ロワジールホテル函館の建物をそのまま引き継いでいるため、名前と看板が替わったくらいに思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際には、「フォーポイント バイ シェラトン函館」になってから総額約7億5000万円が改装費として投じられ、近年改装したばかりの13階を除くすべての客室と客室廊下、2階レストラン、フロントなどほぼ全館がリニューアルされています。

そこで、この記事では「フォーポイント バイ シェラトン函館」になって何が変わったのかを中心に、ホテルの概要をご紹介します。

▼機能性の中に「和」を取り入れた客室

「フォーポイント バイ シェラトン函館」の客室は全199室。白とブラウンを基調にしたモダンな雰囲気。40インチのフラットテレビが全室に備えられており、ベッドでくつろぎながら見られるように角度を変えることもできる。ベッドはシモンズの6.5インチピロートップベッドを導入。
▲シングルルーム

五稜郭をイメージした和紙の壁紙や行燈の照明、函館市の花「つつじ」のオブジェなど、スタイリッシュさの中に和のテイストと函館らしさを取り入れたのがポイント。

▲ツインルーム

こちらがつつじのオブジェと行灯の照明。金属製のつつじのオブジェを行燈の明かりが柔らかく照らし出す。

市街地方面に向いた部屋の窓からは、駅前交差点や函館駅を見下ろすことができる。

函館駅を発着する列車もよく見えるので、望遠レンズで「四季島」を撮影してもいいかも。

客室バスルームも全面リニューアル。木目を取り入れた落ち着いた装いに。

山側の部屋の窓からは函館湾と函館山が見える。特に、13階の「夜景ツイン」と「夜景スイートツイン」は夜景評論家・丸々もとお氏の監修で、広い窓から夜景が見える造りに。なかでもスイートツインは、壁2面に広がる窓からワイドな夜景が楽しめる。

▲夜景スイートツインから見た夜景


▲夜景スイートツイン客室内

▼レストラン

2階レストランは、モダンヨーロピアンテイストのレストラン「メインダイニング フォーポイント」へ改装。

朝食は和洋中のシェフとパティシエが手作りした約80品の料理をビュッフェスタイルで提供。夏季限定・数量限定で朝食和膳付きの宿泊プランも用意する。


朝食ビュッフェでは、朝食に合う白ワインも提供。朝から優雅なひと時を過ごせる。

朝食のほか、ランチ、喫茶、ディナーまで営業。ランチでは自家製の十割そばや道産豚のとんかつを使った定食・カツ丼などを中心に食事メニューを用意する。ディナーには各種お酒とお酒に合うおつまみをそろえる。

ティータイムにはパティシエ特製のケーキを用意。定番のケーキと期間限定のケーキを取りそろえる。写真は6月のテーマとなっているエクレア各種。

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佐々木康弘

佐々木康弘

ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。