北海道ではほとんどの地域で8月7日が七夕ですが、函館は7月7日。このサイトは9割以上地元の方にご覧いただいているのであらためて説明するまでもありませんが、函館の子どもたちにとって七夕は「ろうそくもらい」の日。住宅や店舗などを回って七夕の歌を歌うと、ろうそくの代わりにお菓子などがもらえます。
函館の七夕行事の由来などは後で説明するとして、まずは大いににぎわった当日の様子をご覧ください。
▼千代台・道南食品
道南食品は、千代台公園のすぐ隣にあるお菓子メーカー。明治の子会社として明治のお菓子を製造しているほか、キャラメルやチョコレートなどの自社製品を数多く世に送り出しています。近年では、明治が販売を終了したサイコロキャラメルを復活させたことで話題になりました。
サイコロキャラメルについては別媒体で書かせていただいたのでそちらをご参照ください▼
▲18時過ぎ。続々と工場敷地内に子供たちが押し寄せる
▲つかみ取りと三角くじのどちらかを選んでチャレンジする方式
▲キャラクターも出迎えてくれる
▲つかみ取りも三角くじも常に行列ができる状態
▲当たりが出るとキャラメル以外のお菓子ももらえるらしい
▲キャラメルはたくさんの種類の中から選べる
▲殺到する子どもたち
▼シエスタハコダテ
ダイエー五稜郭店跡に4月22日にオープンした「シエスタハコダテ」にとっては、初めて迎える七夕。交差点に面した角に前日から高々と七夕飾りを掲げ、「ろうそくもらい」歓迎の意思をPRしていた
▲正面入口前にはどこでお菓子を配っているかを説明するスタッフも配置され、至れり尽くせりの体制がとられた
▲1階「Café&Meal MUJI」では、カットしたばかりのメロンを配布!あまりの人気でカットするのが追い付かないほど
▲地下のシエスタキッチンでも、同フロアの出店者が作ったお菓子を配布した
▲さらに2階にも配布場所が
▲高校生がそろって歌を歌う光景もなかなかほほえましい
さて、毎年この時期になると「函館の七夕は函館独自なのか」「『大いに祝おう』なのか『多いは嫌よ』なのか」など函館の七夕に関する疑問がSNSなどでよく見られます。そこで、次のページで「函館の七夕の由来」について簡単にまとめてみました。