2019年7月27日(土)に開催された「はこだて・エコフェスタ2019」に行ってきました。この日は、JR貨物のイベント「鉄道貨物フェスティバル」を撮影しようとして会場近くまで車で行ったものの、駐車場に停める寸前でとんでもない量の雨が降り出したため、安全性を考慮して撮影を断念。
この日はほかにもイベントがあったものの、屋内開催はここだけだったため、次善の策としてこちらにおじゃましました。というとなんだか失礼ですが、雨が降っても行けるイベントがあるというのはありがたいものです。
エコフェスタは、その名の通り環境をテーマとしたイベント。函館市環境部の中に事務局があり、実質的に市が主体となって開催されています。
開催概要はこちら▼
環境イベントということで、イベントの電源は電気自動車から供給……!
電源の使える屋内で電気自動車から電気を供給して意味があるのか、という気がしなくもありませんが、デモとして見せるのは大いにありだと思います。
こちらはディーラーが展示していた電気自動車。
▼会場内は……
アリーナの中央にフリーマーケットゾーンを設け、その周囲・壁沿いに展示や体験のブースが並ぶ方式。ブースはどんなものがあるかというと……
▼こちら、カラスにつつかれないゴミかごの展示。
網目が細かいので、カラスのくちばしが中まで届かない!ということを表しているようです。
今回の展示の中で最も興味深かったのが、廃乾電池や廃蛍光灯などのリサイクルを行う企業・野村興産のブース。日本唯一の水銀リサイクル処理企業でもあり、函館市が集めた電池や蛍光灯もこの野村興産が北海道北見市の工場でリサイクルしています。
蛍光灯には水銀が使用されているため、貴重なリサイクル資源なのだとか。水銀使用製品の一覧を見ると、意外といろいろな製品に水銀が使われていることがわかります。スーパーなどに設置されている蛍光灯リサイクルボックスに蛍光灯を入れると、こうしてリサイクルされるというわけですね。
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▼リサイクル品の販売や体験ブースも
環境イベントなので、リサイクル品の販売もあります。
▲こちらは、古い布をリサイクルして小物や布製品を作り、販売してその利益をチャリティーしているボランティアグループの作品。非常に良さげでした。
ゲーム形式で環境について学べるコーナーや……
展示されているパネルを見て簡単なクイズに答えるとノベルティがもらえる企業ブースも。
木くずを原料にした粘土で鉛筆をつくる体験や、
オリジナルうちわが作れるコーナーもありました。
うちわの柄にもなっていた、缶を拾うイカと鳥のキャラクター看板も展示されていました。特にイカのキャラクターは、函館に住み始めて初めて見たときから大好きです。
縄文に関するアンケートに答えると、中空土偶の写真が付いた水がもらえるコーナーも。北海道唯一の国宝が描かれたお水、もったいなくて飲めません。
▼修理した家電製品や自転車など、リユース品の無料提供(抽選)もあります。
普通に売っている中古自転車よりも立派かも……
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▼屋外では
屋外では、テントブースと移動販売車で飲食物を販売。
nimocaの提示で割引特典が受けられるところに、環境イベントらしさを感じます。
【感想】毎年のことではあるが、手持ち無沙汰感のある企業ブースが目立つ。全国的に展開する大企業ならいざしらず、ほとんどの企業は環境展示のノウハウを持っていないということなのだろうか。
環境イベントを銘打っている割に、それほど環境意識が高まるわけでも、環境について学べるわけでもないのが現状だと思う。子ども向けイベントに寄せている観もあるが、子ども向けとしても物足りなさが残る。何年かかけて新たな方向性を模索しても良いのでは。
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佐々木康弘
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