3年くらい前から、函館・道南のジビエ(おもにエゾ鹿)が盛り上がりを見せつつあることは、なんとなく感じていらっしゃる方も多いのでは。
若手ハンターが増え、10年前にはほとんどなかった鹿肉を食肉処理できる施設も道南に少しずつ増えてきました。
そんな流れに乗ってシエスタハコダテでは1月に、ハンターが自ら鹿肉などを販売する「ハコダテハンターズマルシェ」を初開催。早くも2月2日(日)に2回目が開催されるとのことで、さっそく訪ねてきました。
「熊鹿庁」で鹿串!
今年から、ワンちゃんのイベントも手掛ける「熊鹿庁」さん。椴法華地区のまちおこし団体「ライズマン」の代表も務めています。
熊鹿庁さんといえば、鹿串。焼いて塩を振るシンプルな食べ方がうまいのです。
人間の食用に適さないさまざまな部位や骨は、おもに犬用のおやつとして販売。わんこさんたち、鹿のおやつめっちゃ喜びます。
鹿の角や熊の爪、空の薬きょうなどを加工したアクセサリー類も販売。下に敷いているエゾ鹿の毛皮も地味にすごくないですかっ。
はこだて鹿△さんで鹿ケバブサンドと熊肉!
隣では、同じく地元ハンターの「はこだて鹿△(しかさんかく)」さんが出店。鹿肉を使ったケバブサンドと、「知人ハンターが獲った熊肉」を販売していました。
鹿肉ドーン。焼いた感じは豚肉のようでもあり羊肉のようでもあり。
今回は朝すぐだったので小サイズのケバブサンドにしてみました。脂はあまりありませんが、硬いわけでもなく、旨みのあるお肉としておいしくいただけます。人によっては、ヘルシーな感じがして豚肉より好き、と感じるかも。
そしてこちら。生まれて初めて目にした熊肉です。おいしそうな鮮やかな色。
食べた感想は……
まあ柔らかくはないです。が、硬くて嚙み切れないとかそういうことはなく、ほーこういうもんかーと興味深く食べられます。味というか風味的には、予想していたほどの獣くささは全然なく、クセがあるとすればラムやマトンの感じに近いのではと思いました。
おそらく、何の肉か分からず食べたら「羊かな……?」と思うのでは。たれに漬けて焼いたら普通においしいと思います。
そういう意味では、ジンギスカンでクセがある肉に慣れている道民はジビエと親和性が高いのかもしれないと感じました。
というわけでハンターズマルシェの記録でした。これからも道南ジビエを勝手に推していきたいと思います!
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