2015年の「第28回市民創作函館野外劇」が7月18日(土)から始まりました。従来は夜に約75分の公演を行っていましたが、今年は五稜郭の石垣崩落にともなう改修工事のために舞台が設置できず、日中に約40分の短縮バージョンで上演されます。会場は五稜郭タワーアトリウムと五稜郭公園一の橋手前、観覧料は投げ銭方式となります。初日は雨のため、タワーアトリウム内のみでの公演となりました。

野外劇の進行役・コロポックル

ペリー来航によって諸外国に向けて函館が開かれる場面

箱館戦争の場面を弁士が語る

箱館戦争のクライマックス

演者が勢ぞろいするフィナーレ

大がめが募金入れとなっている
【寸評】舞台が暗転しない、照明効果が使えない、音響も後方では聞こえにくい、舞台の広さの関係で登場できる人数が限られる、舞台が遠ければ目立たないアラが見えてしまうなど、十分ではない点を挙げればキリがなく、それだけに関係者の苦心の跡がうかがえ、逆に函館市民として応援したい気持ちが強くなる。まだ初日のため、演者が立ち位置や動きを把握していない、場面にふさわしくない表情があったなどの課題も目立ったが、上演を重ねるにつれてどんどんと磨き上げられていくことを期待したい。
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佐々木康弘
ライター、時々カメラマン。物を書いたり写真を撮ったり、それらを編集したりすることを仕事にしています。函館市内と近郊で、年間100件ほどのイベントに足を運んでいます。編集企画室インサイド代表。

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