木古内町・佐女川神社の神事「寒中みそぎ祭り」に今年も行ってまいりました。あわせて、同時開催された特産品販売などの様子もお伝えします。
寒中みそぎ祭りは、足掛け3日にわたる水ごりで心身を浄めた4人の男たちが、佐女川神社の4つのご神体を海中で浄める神事。ご神体を海中で浄める行事自体は、最終日の1月15日(固定)に行われます。
▼雪の積もった浜辺で打ち鳴らされる「みそぎ太鼓」
▼大漁旗を掲げた漁船が海上を航行し、祭りの雰囲気を盛り上げる
▼寒中みそぎを行う「行修者(ぎょうしゅうしゃ)」と呼ばれる男たちは、佐女川神社から歩いてやってくる。行列の先頭では、塩をまいて行修者の歩く道を浄める
▼4つのご神体ののぼりが続く。佐女川神社のご神体は、別当(玉依姫命)・稲荷(倉稲魂命)・山の神(大山津見神)・弁財天の4柱
▼さらしを巻いたご神体をしっかりと胸に抱き、4人の行修者が浜辺へと進む
▼浜辺で横一列に並び、呼吸を合わせると、勢いよく海に突進していく
▼ご神体を抱えたまま泳いでいく
▼ある程度まで進んでたらUターン
▼腰ほどの深さの辺りまで戻り、円陣のような隊形に
▼円陣の中心にご神体を浮かべたまま、両腕を激しく振るって水しぶきを上げる。真冬の津軽海峡の海水が勢いよく互いの体にかかる
▼ひとしきり水しぶきを上げたら、再びしっかりとご神体を胸に抱いて浜辺に戻る
▼浜辺には特設の舞台が設けられており、ここで最後の水ごりを行う
▼水をかける役の人も、最後に頭から勢いよく冷水を何度もかぶる
▼最後の最後は、四方を取り囲んだ見物客目がけて桶に汲んだ水を振りまく
▼念入りに、すべての方向に向かって水を振りまいていく。この水がかかると1年間無病息災でいられると言われるため、誰も文句を言わないどころか、むしろ積極的にかかろうとする
▼水ごりが終わって行修者が去った後、舞台に駆け寄って敷いてあったワラを集める人も多い。水をかぶったワラにもご利益があると信じられているのだ
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佐々木康弘
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