「すしざんまい」(つきじ喜代村)が函館朝市にできるらしいよ、という話を聞いたと思ったら、あっという間に開店していました。
場所は、「函館朝市ひろば」の隣(向かって左)。函館カネニのお店があった跡です。ラッキーピエロの向かい。
それにしても、函館カネニの破産が公になったのが5月上旬で、1カ月ちょっとでその跡に新店舗開業なので動きが素早いですね。ちなみに、函館カネニの函館朝市「駅二市場」内にあった店舗のほうは、新会社が引き継いで営業中です。
さて、「すしざんまい」。お店の正面だけでなく、側面にも看板が付いています。函館朝市ひろば側から歩いてきてもすぐにお店の場所が分かります。
店頭には木村社長の人形がしっかり立っていて、記念写真を撮っている人もちらほら。
今日は社長ご本人もお店にいらっしゃっていたそうですが、「ちょっと今休憩しています」ということでご対面はかないませんでした。
本日、函館朝市に「つきじ喜代村 すしざんまい マグロ大王の店」がオープン🎊✨
海鮮丼や握りをお手頃な価格でご提供!イートインスペースもございます。
自慢の極上本鮪を函館でもお楽しみください🍣皆様のご来店をお待ちしております🤗#すしざんまい #函館朝市 pic.twitter.com/vq0T6asjWF
— つきじ喜代村「すしざんまい」公式 (@zanmai_man) June 19, 2025
いよいよ入店
オープン初日の11時台。混んでいるかなと思いきや、席に余裕があり、すぐに座ることができました。
メニューはだいたいこんな感じ。今のところ、寿司はマグロの握りのみ。基本的にどんぶりメイン、なおかつマグロメインのお店でした。
一番高いのが、本マグロを使った「マグロ大王丼」3,700円(通常価格4,000円)。
本マグロではない「づけ丼」「鉄火丼」は680円(通常価格800円)で、かなりお手頃。
今回は、せっかくだから本マグロを食べよう!ということで、1人は「三色丼(本マグロの中トロ・赤身&サーモン+イクラ)」(通常価格2,000円→1,400円)をオーダー。
写真以上にイクラが乗っていて、なおかつ粒が大きくてびっくり。最近はイクラも価格高騰で、函館朝市のお店でどんぶりを食べても粒の小さいイクラしか出てこないこともありますからねえ。これはすごい。
そしてもうひとつ、大本命「本鮪三色丼(大トロ・中トロ・赤身)」(通常価格2,500円→1,600円)をオーダー。
パッと見、色の違いがよく分からないのと、表面のツヤツヤがなくなっちゃってて、「切り付けてから何分か経っちゃったかな」という感じで、「これはどうなんだろう」と思いましたが、食べたらめちゃくちゃおいしいです。
※SNSでほかのお客さんたちが載せている写真を見ると3種類明らかに色が違うので、これはあまりないパターンかもしれません
特に違いが分かるのは、脂が多い大トロ。脂がのっているのにしつこくなく、口の中に残らずサッと溶けていって、パクパク食べられます。
今まで「大トロは一切れくらいがちょうどいいな」と思っていましたが、すいません、たぶん間違ってました。おいしい大トロは何切れでも食べられます。
あと、途中で気付いたのは、どんぶりに乗っているマグロがすべて寿司ネタの切り方をされていて、カドがピンと立っていること。これで見た目とか食感が変わってくるんですよね。素晴らしいこだわりだと思います。
というわけで、最高にうまいどんぶりを2人で食べて、ちょうど3,000円。お値段以上マグロ♪
やっぱり、全国からいいマグロが集まってくる東京から持ってくるマグロはいいよね、そのアドバンテージはすごいよね、と思った「すしざんまい」初体験でした。
▲築地で見た「喜代村」のマグロ専門店。マグロがどんどん売れていく
すしざんまい函館朝市店に今のうちに行くべき理由
理由は3つ。
1.今なら安い
店内に貼られているメニューを見ても分かるように、どのメニューも結構値引きされています。今回はどんぶり2杯で3,000円でしたが、本来の価格なら4,500円。大幅に違います。
「オープン価格」とも書かれていませんし、いつまでこの価格なのかは明記されていませんが、間違いないのは、「今のうちなら安い」ということ。気になったら早めに行っておきましょう。
2.今ならプロがいる
オープン当初ということなのか、店内に地元のアルバイトさんらしき人はおらず、プロっぽい人ばかり。店員さんは「築地から来た」と話していましたし、寿司の職人さんもすごい人が東京から来ていると教えてくれました。
ずっとその体制でやっていくことはなさそうなので、東京から来たプロが集結している今がねらい目かもしれません。
3.案外混んでない
函館市民や旅行者にはまだ知られていないこと、東京から来たお客さんはおそらく入らないことなど、理由は幾つか考えられますが、今のところ混雑はしていません。
外国人観光客が殺到し始めるとなかなか厳しい面もあるので、今のうちに訪ねてみるのが良いかも。
銀鮭あるよ、持ち帰りあるよ
どんぶりはテイクアウト可能。下の写真では冷ケースに並んでいるように見えますが、すべて見本です。注文すると容器に詰めてくれます。
そして、築地の喜代村でも人気の銀鮭。5切2,000円は結構な高級品ですが、切り落としは1パック500円で販売中。めっちゃおいしそう。
以上、函館朝市にできた「すしざんまい」の実食レポートでした。