「道の駅なとわ・えさんの昆布が、函館の街なかで買えるようになったよ」
そんな情報をXで見かけたら、そりゃ行きます。
というわけで今回は、函館市北浜町にオープンした昆布の直売所に突撃してきました。

場所は、函館市北浜町4-27(Googleマップ)。北ガスの交差点から上磯方面へ向かう国道227号線沿いで、以前はマスナガ酒店だった場所です。
函館側から行くとスバルの手前、テーオーの福祉用具店の向かいあたり。
正直、外観だけ見ると「お店感」は控えめ。
ですが、外に立つ 「函館真昆布本舗」ののぼりが目印になります。

店名は「なとわ・はこだて北浜店」。営業時間は 10:00〜18:00。定休日は水曜・木曜(11月〜3月) です。
運営は、「なとわ・えさん」や「てつまる」キッチンカーを手がける株式会社セキュリスト。
道の駅まで昆布を買いに来る地元客が多い一方で、「ちょっと遠い」「冬は大変」という声もあり、作業場の一角を販売スペースとして開放したそうです。
これはありがたい。
まずは「真昆布だし」を試飲
入店してまず目に入るのが、「函館恵山 黒口浜 真昆布だし」。

試飲OK。お好みで「ばらのり」を入れ、ポットから注ぐスタイルです。

……うまい。だしは年中おいしいですが、冬は特に染みますね。
函館市内でも液体だしは各社ありますが、いろいろ飲み比べしてみるのもいいかも。
昆布製品、思った以上に充実
売り場自体はコンパクトですが、「函館市街地で昆布を買える場所」という意味では、かなりの充実度。
中でもおすすめは……

水で戻すだけでシャキシャキ食べられる「そーめん昆布」。早春に摘んだ若い昆布(薄い昆布)を細切りにして乾燥させた商品で、そのままドレッシングなどをかけるだけでも抜群にうまい。
これもみんな好き。パリパリ食べられる「ごま菓子昆布」▼

昆布製品じゃないけど、味と食感の良さで人気の「ぽりぽりこまい」▼

昆布のお菓子のラインナップはこんな感じです▼

「なとわ・えさん」でも抜群に売れているという「ばら海苔」▼

右上の「むらさめ」、めちゃくちゃうまい。混ぜ込みおにぎりにすると最高▼

そしてもちろん真昆布そのものも
「昆布そのもの」ももちろん豊富にあります。ここにある昆布は基本、函館産の「真昆布」(という品種)。そのなかでも、恵山や椴法華などの海でとれる「黒口浜(くろくちはま)昆布」(という銘柄)。
真昆布も用途によって何を買えばいいかが違って……
だし用ではなく食べる昆布▼

だしもある程度取れて、食べるのにも適した昆布▼

純粋にだし用の昆布▼

用途別にしっかり揃っていて、「どれを買えばいいか分からない問題」もだいぶ解消されます。
ちなみに、函館は昆布の生産量・生産高ともに日本一。ただし、函館の昆布(真昆布)を日常的に多く使っているのは地元ではなく、富山・福井や大阪など。
実際、「なとわ・えさん」でも、訪れた観光客の大半が昆布を買い求めていくのだとか。函館に住んでいる我々も、もっと函館真昆布を誇っていかなきゃですね。
昆布だけじゃなく……?
今後が楽しみなネタがふたつ。
まずひとつめ。
「てつまる」たこ焼きキッチンカー復活!
「なとわ・はこだて北浜店」開店に伴い、うまいと評判だったあのたこ焼きが復活するとのこと!2026年1月頃から、店舗前にキッチンカーを置き、昆布だしを使ったたこやきを販売するとのこと!出店情報は函館真昆布本舗のX または てつまるケータリングInstagramをチェック!
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ふたつめ。
「なとわ・えさん」の昆布ソフトがここでも食べられる!

と言ってもまだ来年春になってからだそうですが、既に機械は準備しているとのこと!
なかなか楽しみなお店になってきました!
気軽に入れて、買わなくても変なプレッシャーは無し。
店舗前には数台分の駐車スペースもあります。昆布を買いに気軽に立ち寄れる良い場所ができました。


